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嫌な過去
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俺は、髪の毛を切られるのが怖い。
その理由は、
同じクラスのボス的存在。
鐚牙厨鸚 衩橐(アカズイン サシャ)に苦痛な日々をずっと送り続けさせられたからだ。
それからクラスの皆は俺の事を、汚い貧乏人扱い…いや人間としても扱われていなかったのかもしれない。
『お前ってホント地味』
『汚ねー髪の毛しやがって』
『コイツに触れたら皆死んじまう』
コイツらの前では涙を流したりはしなかった。
だけど、
『テメェは犬なんだから四足歩行しろ。』
昼飯には衩橐が買ってきた犬のご飯を食べ
逆らったら散々殴られた。
怖くて俺はなんでも言う事を聞いて
コイツらの顔を色をいつも伺っていた。
俺は、俺は何もしてなかったのに。
『コイツの前髪邪魔だ。
・・・切れ』
言葉が出なかった。
この男の言葉で皆は奴隷なのかってぐらい言う事を聞いて、
俺は前髪を……切られた。
『無様だな。』
クックッ……。
と笑いながらオレを見下した、
あの目は今でも一生忘れられない。
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