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激おこ。
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授業が終わり昼飯の時間になった。
金も無ければ弁当も無い。
どうしよ…
今日から寮生活だけどご飯食べてけない。
これってやばい状況じゃ?
荷物はとりあえず先生に預かって貰ったのはいいけど…
初っ端からクラスメイトに『お金貸せやコラ』なんて言えないし。
飯を食わなきゃ戦は出来ぬっていうし…
それにさっきの男の子俺に何を言おうとしたのか凄い気になってモヤモヤする。
そして、何故かさっきから凄く視線を感じる。
俺は俯いてずっと机と睨めっこしていたが、横目でチラッとみると明らかにヤンキーっぽい人が俺を睨んでいた。
(………怖ッ。殺される←)
凄い鬼の形相でオレの事見てるんだけど…
誰か助けてください。
の、前にお腹空いたな…
ヤンキーっぽい人が怖くて動けないし、屋上も何処にあるか分からない。
昨日から何も食ってない…
あぁ………。
モー限界(牛現る)
昼が終わり授業が始まりギュルルと腹が鳴っていたが俺は知らんぷりしてなんとか帰りまで我慢した。
ダメだ。このままじゃそこらの鳥狩って食ってしまう…
「腹減った…」
皆は次々と帰っているが俺は先生を待たないといけない為机にへばりついて待って、いたのはいいのだけれど…
(何故かまだヤンキーが残ってるんだよッ…!!)
はよ帰れ←
ガタッと音がしてヤンキーが立ったのだと気づいた。
そうだそうだ。帰れ(めっちゃ失礼)
「おい。」
・
・
・。
「は………ぃ?」
何で話しかけてきたァ!?
「これ食え」
そう言われ差し出された手には、カレーパンがあった。
「………」
この人、優しいのか…?
いや!餌で騙されたらダメだ。
クッソォ…腹減って今にもこのカレーパンに食いつきたい←
だがしかし…
きっとこの人は俺をコケに使おうとしてるんだろう。
俺はそんな卑怯な手には乗らない。
きっぱり断って帰ってやる。
「……有難うございます。」
・・・はい?
俺今なんつった……?
『有難うございます』って言った…よな!?
違う俺はこれを言おうとしたんじゃない!何お礼言ってんだ。断れよ。おい。自分←
机に置かれたカレーパン。
それを見つめる俺。
そして先程まで鬼の形相で俺を睨みつけていたヤンキー。
「…そのカレーパンうめぇんだよ、
別にお前にあげたくてやったんじゃねぇからな!!」
急に怒鳴られヤンキーを思わず見ると顔を真っ赤にして『こっち見んな、死ね!!』
と言われた。
俺なんかしましたかね。
「ぉ、美味しいんですね…ありが、」
「蓮君~待たせてごめんな」
やっと来たか…ホッとひと安心。
「じゃ、じゃあ。」
「…おい、ぉま…え"ッ」
ヤンキーに別れを告げ、ヤンキーが何かを言おうとした時。
どうやら俺は立ち上がり顔を上げるタイミングを間違えたようだ。
「い"ッ…てぇ……な、
~~~ッこの野郎!!!」
「ひッ…!!」
俺の頭がヤンキーの顎にヒットし激怒させてしまい胸ぐらを掴まれた。
ゴメンナサイ。わざとじゃないんです。
・・・。
さぁ、俺。死んでくるがいい。
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