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すっぽんぽんの蓮くん。
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ヤンキーと沈黙が続いてたが先生が戻ってきて俺は寮に向かう事にした。
だけどさっきからあの人が気になって仕方ない。
別に変な意味じゃないんだけど。
ヤンキーを吹っ飛ばして机にあたった時呻き声を上げてたからそれが心配だ。
明日もう一度謝ろう…って思ったけど明日行きにくすぎる。
「蓮君ここが君の寮ね」
「………はい。」
203合室か。
そういえば俺ん家も203だったな…ってふと、思って忘れよって思ったけど、
思ったんだけど…腹立つはずなのにまた父さんのことを考えてしまう。
大丈夫かな…父さん。
そんな事をかんがえていたら、
「あ……蓮君、実は言い難いことがあるのだけれども…」
先生の声にハッとして疑問を浮かべた。
言い難いこと?
その顔なんですか、めっちゃ引き攣ってるんですけど。
俺は少し怖くなり押し黙っていると。
「実は……実はね!!
ルームシェアして欲しいんだ。」
「…………」
・・・はい?
ルームシェア?
「実はだな。
蓮君と同じく此処に理由があって引っ越してきた人なんだよ
ね。それで部屋が空いてなくて…」
「寮の空き部屋がないと?」
「そう。」
なら仕方ない、よな。
俺のワガママで断るわけにもいかないし。
先生は凄く申し訳なさそうな顔して謝ってきたけど、
俺は『人見知り』なだけで特に断る理由も無かったので。
「大丈夫ですよ。」
と伝えた。
嬉しそうな顔をして先生はじゃあ転入生君に伝えとくね!と俺に鍵を渡して仕事に戻っていった。
「はぁぁ…」
さっそく部屋に入ってみると、家具はほぼ揃えられていて冷蔵庫まであり綺麗なリビングだった。
なん部屋あるのかと見てみると…まさかの二部屋だった。
ならルームシェアする人とは同じ部屋じゃなくていいな。
ってか、まず…
イヤーな人だったら嫌だな。
なんてことを考えていたが…
ギュルルと腹がなり俺は腹減ってる事に気がついた。
「………オェ"」
危な…吐きそうになった。
危険を察し俺はすぐ部屋に入り荷物をそこら辺にほおり投げて
部屋を見回すとベットがあった。
「最高すぎだろ…」
俺はベットに倒れ込み、そのまま眠りについてしまっていた。
・
・
・
「ん、ッ…冷た…!!」
頬に冷たい何かがあたり飛び起きたと同時にまたもや頭に何かがあたった…とゆうかぶつかった←
「…なんだよ…」
寝起きでイライラしていたらベットの下からガタッと音が聞こえた。
「………誰ですか」
シーン………。
「あの…」
「ご、ごめん!別に襲おうとしたんじゃなくて!その…なんてゆーか…!間違えてこの部屋入ってしまって!」
いきなりマシンガンのように声を発す人に俺は驚いて下を見てみると、暗闇でも分かるほどの明るい金髪の男の人が座っていた。
「………はぁ」
「なんか死にそうな顔してたから!」
「…………」
失礼すぎるだろ…!!!
「そうですか…」
げっそりした顔でこの人をみると、焦ったようにあわあわしだしてごめんなさいっと言って部屋を出ていってしまった。
「なんなんだ…って風呂入るの忘れてた」
俺はだるい体を持ち上げ、部屋着を手に取りバスルームに向かった。
「あ、あ、あのっ」
後ろから声がして振り返ると先程の男の子が立っていた。
「はい。」
少し無愛想に返した返事に戸惑ったのかまたもやあわあわし出して俺は少し申し訳ない気持ちになった。
「どうしました…?」
次は優しく声をかけると、パァっと明るい表情になりモジモジしだした。
「………」
あかん。不意にイラッとしてしまった。
「あのっ!お風呂…沸かしておきましたっ」
「え。」
凄い有難い言葉に俺は、ありがとう!と言って頭を撫でてその場を後にした。
ちょんっと人差し指でお湯を触ると丁度いい湯加減に目元があがる。
髪の毛を洗い体も洗い終わった所で俺はゆっくり暖かいお風呂に入っていく。
少し和まされ寝かけてたのもつかの間…
ガシャン……!!!
と音がして、俺は焦ってお風呂を飛び出した。
「どうしたました!?」
リビングの方を見ても居なくてキッチンかと思い駆け寄ると…
割れた茶碗が散らばっていてそれを必死に拾おうとしている金髪君がいた。
「素手で触るな!!」
駆け寄り割れた茶碗を避け金髪君を持ち上げてソファーに座らせよう、とした時…。
「やっ…」
と小さい悲鳴をあげ、なんだ…?と思ったら
「あの……裸…っ」
は だ か?
俺は恐る恐る下を見ると、全裸の自分が目に入った。
「ギャーーー!!!」
きっと俺じゃなくこの人が一番叫びたいはずなのに俺が馬鹿大っきい悲鳴をあげ隣の人達が一気に出てきたのは言うまでもない……。
「し、静かにして…!!」
「んぐっ」
しばらく経ち俺はお風呂に駆け込んで服を着て、その場でしゃがみ込んでいた。
(……最悪。)
まさか全裸で出てくなんて…(オェ)
リビング戻れない←
コンコンッとノックされ、返事する気力さえも失った俺に
「気にしないで下さいっ…そ、その…見てないので!!」
・
・
・
何を見てないの……!?
逆に気になるんだがその言葉!!
カァッと熱くなってくる顔に俺は両手で抑える。
いや、相手は男だ…
例え見られてたとしても恥ずかしがる事じゃない。
いや、、死ぬ程恥ずかしいのだが…
「あの…」
「……いいんです。別に見られても。」
「えっ」
「そんか恥ずかしがる事では無いですよね。」
「いやっ」
「大丈夫ですよ~気にしないでください~」←死にかけ。
そして。
バンッ──。
と、勢いよく扉を開け俺はダッシュで部屋に戻り冷えてる布団に潜った。
今日の事は忘れよ。
そう心で決め、俺は眠りについた。
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