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二度目の顔面強打
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──ギシッギシッ……
「ん………ぁっ」
「……………」
「…っは、ぁ…ッ」
「………!?」
皆さん初めましての方は初めまして。
蓮と言います。
現在保健室のベットにいます。はい。
先程まで保健室のベットで寝てしまっていたんですけど…
まぁ、まぁね。
お分かりの通り…隣から変な声が、、
多分。
多分これ。
絶対ヤってるよね。
今すげぇこっから去りたいけど音立てたらなんかいけない気がして動けないのだが。
どうすればいい…なぁどうすればいい?←二回目。
「ぁ、ッ…ぁあっ…!!」
(は………?)
やばいだろ。
今のヤバイって……!!
絶対イっただr(黙れ)
先程とはうって違いスプリングの軋む音が激しくなり、それに合わせ声のボリュームも上がっている。
「………」
そして、ふと…蓮は気づいた。
(この声って…どっかで聞いた事あるぞ)
いや俺…なんか聞いた事ある声だぞこれ…
絶対聞いた事ある。
……………けど思い出せない←
(やばい…頭がモヤモヤする…)
唸り声なんて気にせず聞いた事のある声にずっと悩まされていると…
ふと、頭に浮かんできたのが…
(待てよ…この唸り声トイレでぶつかってきた人だ)
声的にきっとそうだ。
確信した蓮はそっ…とベットから降りて保健室を出る事にした
だが、またもやタイミングが悪かった…
「馬鹿野郎…っ!!ティッシュ用意しろって言ったじゃん!!」
勢いよく開いたカーテンに蓮はダッシュで逃げようとしたのも束の間………
ズッテーンと派手に滑り転び顔を強打した。
「………っがは…!! 死ぬっ…は、なぁ…痛い、痛てぇ"…!!」
最後エグい声出したのもどうでもいいぐらい鼻が痛すぎて、まさか鼻血出てんじゃないかと…
手で鼻を触ると、ツーと血が手についた。
(あー、鼻折れてねぇかなぁー)
なんて虚しく考えていたら…
「おいっ!! 大丈夫か!?」
「何があったんだよ」
先程までヤっていた人らが出てきて俺の所に駆け寄ってきた。
1人はティッシュを俺に渡してくれて、感謝の気持ちはあったのだが…。
(この状況やばくね…?)
明らかに盗み聞きしてたって思われるよねこれ。
だって焦ってダッシュで逃げようとして転けたんだよ、ズッテーンって。
しかも前トイレで会った人がその場面見ちゃってるんですよ。
「って…」
(コイツ下半身丸出しで出てきてるけど!?)
「おいお前ズボン履けアホ!!」
「はぁ?はぁあぁぁ!?」
彼氏さんであろう人が注意をして今更気づいたのか顔を赤面させて布団に戻り潜ってしまった。
「変なもん見せてすみません…」
申し訳なさそうに誤ってきて俺はいえいえっと返事をした。
(もしやこれ…前あったやつだって分かってない…)
そうだ。
これは逃げるチャンスだ!!
そう思い俺は貰ったティッシュを鼻に無理矢理詰めて立ち上がった。
「俺…もう行きますね」
「あ、はい」
苦笑いを浮かべ俺は保健室を出ることにした。
そういえば俺…体育の授業で顔面ぶつけて保健室に来たんだっけ。
しかも鼻血出るのも二回目…
恥ずかしくて教室戻れないんだけど…
「どっかいい場所無いかなぁ…」
そして虚しくも授業の終わりのチャイムがなり、バタバタと騒がしくなるこの廊下で俺はポツーンと立っているだけであった。
ほんっとに戻りたくないんだけど。
しかも笑われてたよね顔面でボールキャッチした時…
これってもしサボったら罰与えられたりするんかな。
いや、まず俺にサボりなんて合わないし…ここは素直に戻るかぁぁぁ……
そしていやいや教室に戻ったのであった←
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