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〜side衩橐〜
俺の親父はクズだ。
全て金と権力で今まで散々の会社を潰してきた。
きっとほとんどの会社の奴らは死ぬ程憎んでるだろう。
そして、
親父の犯した罪は、全て俺に降り注いでくる。
いつだってそうだった。
俺が親父や母親に逆らえば怒られ殴られ。
俺に拒否権なんて与えてくれない。
目の前の男は、俺を恨んでいる………親父の息子だから。
「…ッ触るな、
はな、離せ…ぃ、ンぐッ」
初めてだった。
こんな風に襲われるのは
しかも学校の屋上で、悔しくて唇を噛み締めこの男を睨み付けた。
「ひっ!?
やめ………ッ」
「随分とエロい声出すじゃん
そのキレた顔そそる…」
足をばたつかせ蹴飛ばしてもなんの効果もなく。
無残にも…上の服は剥がされ、身体中を舐め回されていた。
気持ち悪くて言葉が出ず、
俺はただ黙りこの時間が過ぎるのを待っていた。
「ん、ぁッ……!!」
いつの間にかネクタイで縛られていて、
「テメェ…ッ!!
ぁ、やめろ!舐める、なッ」
「うるせぇな黙ってろ!!」
「ん"ん〜ッ!!」
ガリッと乳首を噛まれ、痛さに涙腺が緩み
思わず涙が出そうになった時だった。
「いい加減にしたらどうです?」
誰かが、この目の前の男を蹴り飛ばして俺に服をかけてくれた。
そんな事よりも……
こんな状況を、見られ……最悪だとしか言いようがない。
「この事は見なかったことにしろ…」
「嫌ですよ、衩橐会長。」
「お前……ッ」
よりによって、コイツに…
蓮に見られるなんて、嘘だろ。
なんで、何でここに…
「おい、転入生。
痛てぇじゃねぇか、あぁ"?」
「あ。」
バキッ──。
「蓮ッー!」
ニコッと笑っていた蓮はいつの間にか倒れていた。
俺を襲ってきた男は蓮を睨みつけ『覚えてろよ』と言って去っていってしまった。
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