アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
麻痺
-
決定的な刺激を与えられずに焦らされた圭人の頭にはもう、冷静にものを考える余裕など殆ど残っていない。
有り得ない状況だと頭の端でわかってはいたが、そんな考え事をするのも億劫なほどに体の熱が上がっていた。
「っは…ん、………ゆ…やぁ、っ………」
もっと確かな刺激が欲しい、という浅ましい欲。
声には出ずとも、その声や表情が明確にそれを物語り、祐也に伝わっていた。
ビクビクと小刻みに震えていた圭人の腰が、ゆらりと左右に揺れ、また無意識に膝に擦り付ける動きを再開する。
さらにそこで得た快感に後押しされるように、その動きが大胆になっていく。
左右の動きから上下へと変化し、より敏感な先端の部分を何度も祐也の脚で擦る。
ひどく扇情的なその光景に、思わず祐也は唾を飲んだ。
「ぁ………んっ……はっ…はぁ、ッあ、あぁっ…」
圭人は、顔を自らの肩口に半ば埋めるようにして横を向き、再びギュッと目を瞑っている。
熱に浮かされて自らの脚に勃起したモノを擦り付け、上半身も反らせて必死に快感を拾おうとする。
そうして無心で自慰まがいの行為に耽る圭人を見て、祐也の中には二つの衝動が生まれていた。
…今すぐにでも圭人の硬く張り詰めたソコに直接触れて、嫌という程感じさせて、よがらせて…もっと快感に溺れた姿を見たい……が。
もっともっと焦らして、苛めて、少しの余裕も無いくらいに追い詰めて……圭人がもっと、もっとと自ら快感を求める、その姿もまだ見ていたい。
…が、祐也が二つの心の声に決着をつけるより先に、圭人が行動に出ていた。
「…っ、」
顔の横で枕の端を強く握りしめていた右手が、ふらりと離れ、ゆっくりと硬くなった中心へ伸びた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 10