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あーーーーーーーーー!助けてくれたのにあんな酷いことしちゃった。嫌われたかな…。
今日は最悪な日だ。電車のこともそうだけど、部活でもペアに迷惑をかけてしまった。今日の練習試合は大会に出場するメンバーを決める大切な試合なのに、まさかのダブルフォルトの上に、アウトを連発。
俺のペアは颯汰なのだが、なんとか挽回してくれてメンバー入りすることが出来た。
「あーおーい!」
「はいっ!」
怒られるー!
「なんだよあのサーブ!セカンドはいつも決まってんだろ!レシーブも!そっと撃てばいいのに思いっきり打ってアウトしてんじゃねぇよ!ボレーもだぞ!?ラケットの面が変な方向向いてっからアウトしてんだよ!でも、ちゃんとコース狙えてたからちゃんと大会は決めろよ。」
俺の頭をくしゃくしゃとな出てくる。
最後の一言が嬉しくて目尻に涙がたまる。
「何お前泣いてんだよ!」
「うっわぁ、颯汰サイテー。蒼泣かしたー。」
「最低だ。」
「ありがとう〜」
俺は颯汰に抱きつこうとした。
「うわ、来んな!鼻水きたねぇ!」
最悪なこともたくさんあったけど、嬉しいこともたくさんあったなと思った一日だった。
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