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手に入れた場所
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「あの…お店の人は何て言うてはりましたか…?」
「蘭は何処かに消えたとか言い出したから
西からすぐに連絡がきて、俺がお店に話しは
ちゃんと通しておいたから大丈夫だよ。」
「……いくら、お支払にならはったんですか…?」
「…蘭は気にしなくていいんだよ。
馬鹿みたいに安い額を提示したから
腹が立って倍の額を渡しておいたから
奴らは文句なんか言えやしないよ。それに…
まだ16歳の蘭を働かせてたなんて知れたら
アイツ等みんな務所行きだよ。」
「……ど、して、僕の年知って……。」
「歳だけじゃないよ、君の事は
大体の事は調べてあるから…。でもそれは、
全部君を守りたくてしたこと。
君の了承を得ずに調べたことは謝るよ。ごめん。」
何処まで調べたのか…
どちらにせよ、僕は帰る場所を失くした。
鈴嶺様についていけば
そこが僕の帰る場所になる…。
「蘭…改めて挨拶しよう。
俺は、櫻井 鈴嶺 と申します。
俺と君のよく知る秘書の西と
お手伝いさん二人が一緒に住んでいる。
その家が、今日から君の家だ。」
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