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医務室に戻った私を笑顔で出迎えてくれたのは、ゴカルだった。
私の助手で、私の大切な者。
「ナルラぁ!おかえり!医務室綺麗になってるでしょ!?」
そういうゴカルの言うとおり、医務室は綺麗に片付いていた。
薬瓶も、包帯も、窓枠さえも綺麗にされていた。
「凄いですね…何もないです。ここにあった棚はどこに行ったのですか?」
「あ、隣の医務の人が持ってった」
「……ゴカル?」
「……にはっ。嘘だよ。ここの部屋は元々空き部屋だもん。本当の部屋はもう一つ後だよ」
そう言われて、ゴカルに手を引っ張られ、空き部屋を出た。
すると、私たちの前に先ほど鎮撫剤で眠らせたスリーシックスの姿があった。
それも、体を『マゼンタ』に染めていた。
「スリーシックス…、一体何が…」
「ナルラ、下がって!スリーシックスは見境なくなってる!」
「…何故……鎮撫剤が、効かなかったとでも言うんですか…?」
「ドケ…ソコヲ…ドケ…」
「ナルラ…。スリーシックス!オラが相手だ!」
「…オマエガ、カナウワケナイ」
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