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あっくーーん!(幸輝)
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――ザーーーーっ
「………」
―――ヒュぅぅぅ…ガタガタガタっ
「………」
―――ゴロゴロ……ゴロゴロ
「もうっ!やだーーーっ!!!」
朝起きたらあっくん仕事行っちゃってていないし、
雨風すごいし、雷怖いし……
あっくん、早く帰ってきて………。
と思ってみても、時計はまだ11時頃。
昨日言ってたけど、今日は雑誌の撮影らしいから…
早く帰ってくる、としても15時くらい?
それまで僕ひとり?!
うぅ……怖いよぅ。
ただ、こういう時でもあっくんに会える方法を僕は知っている。
――パッ
そうっ!テレビジョンっっ!(英語風)
昨日 あっくんに妨害された録り溜め見よっと
『えぇ、そうですね。
Ωだからといって、蔑むのはやはり良くないと思います。』
『あ、そう言えばATSUさんは 番われてますよね』
『はい、同棲もしてますよ』
『楽屋でノロケも聞かされてます』
『ふふっ…どうですか、もし同じようなことがあったら』
『許せませんね。絶対に。
俺の大切な人を傷つけるのは許せません。
仕事柄、ずっと側について守ってやることはできないので
少し心配でもあります。』
『ノロケじゃん…』
え…なに?
なんで、こんなところにsugeret出てるの…?
Ωの人権について取り上げる番組なのに…
しかも、僕の話ばっかりじゃん…
あっくん?いいのかな…事務所とか、
ほら、アイドルは恋愛ご法度な感じなのに…
――バタンッ
「コウっっ!!!!」
へ?なんで、あっくん…
――ぎゅうううう
「あっくん、痛いよー?」
「雷、大丈夫だったか?怖くなかった?」
「んー。あっくん見てた」
「そうか」
ぽんぽん、僕の頭を撫でながら
優しく微笑んでくれる。
はぁぁぁ…落ち着く。
と、ふと時計が目についた。
11時半…
「あっくん、仕事は?!!」
「あぁ、1ページ分だからそんなにかからないよ。
もう終わってたから、急いで帰ってきた」
「僕のため?」
あっくんを見上げると、少し眉間にシワを寄せて
でも優しい顔つきで、僕を見つめてた。
「当たり前。コウは俺の一番大切な人なんだから」
――ちゅっ
「ふふふふっ」
「なーに、幸せそうな顔してー」
だって、幸せだもんっ!
もっと伝わるように、あっくんに思いっきり抱きつく。
好き、好き、好き…
もっと、もっと…キスしたい
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