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おとなしく出来るわけない。(篤哉)
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なんで?!
遊のやつ!!!場所くらい教えろよな?!
まぁ、おおよそ。
検討はつく。
病院か、大学。
ドクターストップは、医者が出すものだし。
遊のそれが嘘ならば、コウが危険だ。
まぁ、そんな嘘つかないって信じてるけど。
選択肢は2つ...
といっても、正直大学だろうって思っている。
病院なら、遊が電話する必要がないからだ。
そうと決まれば、走る。
理由なんて簡単だ。
コウのことが好きだから。
人として、コウが好きだから。
――かちゃっ
事務所に着いたはいいけど...
これ、入れるのか?
「すみません。カウンセラー科はどちらですか?」
事務員は、顔をしかめる。
「失礼ですが、αですよね。
何をされにここに?」
「番が...大変だと聞いて...
天野幸輝!!ここの学生です!カウンセラー科の!」
確か、大学の書類に番の名前を書く枠があったはず...
「番の間崎篤哉です。」
「あぁ、お調べしますね。」
と、すぐにパソコンに向かう。
「あぁ、確かに。
カウンセラー科は、α立ち入り禁止区域なので
本来なら入れませんが、例外的に今回は許可出来ますので...」
と、差し出された注射器。
「抑制剤です。
これを打ってから、ご案内します。」
「あの、あまりきつい薬は...」
事務所にストップをかけられている。
医者にも止められている。
「しかし、これを打っていただかないと...」
だよね。
うん。仕方ない、コウの為。
後から来る、吐き気のことは忘れよう。
――ちくっ
「っく...」
思ったよりきついな。
でも、我慢できないレベルじゃない。
「カウンセラー科は、ここになります。
現在地はここです。
何か言われれば、この札をお見せください。」
やっと、コウのところに行ける。
「ありがとうございます。」
走ったらダメだ。薬が回るから。
でも、走る。
コウが苦しんでるのを分かっているのに
歩いてなんかいられない。
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篤「くっそ、あの事務員なんで気づかねぇんだ!
俺らも まだまだ だな…」
とかちょっと思いつつ走ってる仕事人間だったら、どうしよう。
篤「んなこと思うか!俺必死!!」
海「どーだか(´-ω-`)」
篤「お前は!!否定しろよっ!」
っていう、茶番(*´ω`*)
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