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嫌だ。(幸輝)
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「ふっく...うぅっ...はっ、はっ」
「大丈夫。落ち着いて。
薬、飲める?」
迷惑かけて、すみません。
って言いたいのに、意識が朦朧とする。
「うん、辛いね。大丈夫だよ。
落ち着くまでここにいていいからね。」
「は、い...ぁ
く、すり...」
よろよろと手を伸ばす。
さっきも飲んだから、あまりきついのは飲めない。
って言うのは、遊が伝えてくれた。
そのため、軽いもの。
でも、精神状態が落ち着けば収まるはずなので
話せる程度に回復すればそれでいい。
――ごくん
「っは...」
「少し横になろうか。
眠たくなったら寝てもいいからね。」
優しい...し、落ち着く。
教授のおかげで、横になったらすぐ収まった。
「よし、発情期は落ち着いたね。
何があったか、話せる?」
思い出しただけで、吐きそう...。
「せんせ...気持ち悪い...」
「あーあー、無理しないで。
はい、袋。ここに吐いていいよ。
天野くんは、好きなドラマとかある?」
唐突に何だろう?
「ドラマは好き...ですけど...」
「じゃあさ、知ってるか?!
これ!!」
興奮気味に話す先生が出したDVDは、
国民的に人気のある、恋愛ドラマだった。
「知ってます、」
「僕これ大好きなんだよねぇ。
見ない?今から!」
「え...?!」
なんで、急に...?
と、言われるがままテレビの方を向いたところだった。
――ビリビリっ、
「っあ!!」
「どうしたの?!」
「なに、これ...はっ...
なに...はっ、はぁ...」
頭が痺れる。
今まで感じたことがない感じ。
よくわからないけど、すごく甘い匂いがする。
あっくんのものじゃないけど、
大好きな匂いだ。
なんだろう。
なんでもいいけど、
「また、発情しちゃったかぁ...
薬はもう無理だしなぁ...」
「は、はっ
ごめん、なさっん」
「いいの、いいの。」
いいわけないよね。
もう、嫌だ。
「し、にたい...」
「あぁー、こらこら、
そういうこと言わないのー。
思っちゃダメダメっ。」
そうだよね。
でも、辛い。辛い。
あっくんにも、会いたくない。
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その頃、篤哉くんは…
篤「つーか、ココドコ?!!」
国民的アイドルグループ sugaret ASTU
初めて来た大きめの大学内で
迷う。
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