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運命とは?(幸輝)
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「はい、ゆきちゃん。」
なんで、番解消しろっていったの?とか
あっくんを責めないで、とか
いっぱい、言いたいのに。
どうでもよくなってしまった。
「もう、嫌。
なんで...こんなことに...」
「ごめん。言い過ぎたよね。
でもね、ゆきちゃん。
あっくん?と番には戻れないんだ。
これは、もう。何ともできないことなんだ。」
嫌だ。そんなの。
触れない?会えない?
だから、なに?
僕の拒絶反応が出るってだけでしょ?!
「あっくんとエッチするためなら、
吐いたっていい!」
「だめだ。」
「あっくんと番を解消するくらいなら
死んだほうがま...んん!」
――ちゅぅ、
「ダメだよ。生きて。」
あっくん以外と、キスしたのに...
なんで...
「拒絶反応でないの!!
僕のどこがおかしいの!
ねぇ、はるさん。お医者さんでしょう?!
治して、治して...
ねぇ、なお、して...
おかしい。おかしい。」
すがり付いても、胸元のシャツを握りしめても
はるさんは怒らない。
ただ、困ったように笑うだけだった。
そして、泣きじゃくる僕を優しく抱きしめるだけだった。
あっくんなら、どうするかな。
きっと、忘れろって言うんだろうな。
そのままじゃ、お前は幸せになんかなれないぞ。
って、核心つくんだろうな。
でも、嫌だ。
離れたくない。
例え、体がボロボロになっても。それでも
側にいたい。
あっくんの代わりなんか、いらない。
あっくんさえ居れば、僕は幸せなのに...
叶わない...んだよね。
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幸『わかってるよ?わかってるけど…
離れたくない。』
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