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あともう少し。(幸輝)
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はぁぁぁぁ...やばいぃぃぃ
毎日会ってたあっくんに会うだけ。
なのに、なんでこんなに緊張するの?!
はるさんは、ニコニコしてるし...
逆に怖いし...
はるさんの隣を歩いていると、すごく落ち着く。
反対に、そんな自分が嫌な自分がいる。
「ん、ゆきちゃん どーした?」
ずっと横顔を見ていたから、不意にこっちを向かれると勿論目が合うわけで...
「なーに?そんなに僕の顔見て。
怖いなら止めてもいいんだよ?無理しないで」
「大丈夫です!
はるさんこそ、面倒なら着いてこなくていいのに...」
瞬間、はるさんの眉間に皺が寄る。
はるさんは、何かに気になると眉間に皺が寄る癖があるみたいだ。
「ゆーきーちゃーん??
外で発情したらどうするのー??」
「それは、そう...ですけど!
でも、僕とあっくんの問題なのに!」
はぁ、はぁ、そうですかぁー。とはるさんは
僕のこめかみをグリグリと攻撃してくる。
「痛い!痛いです!!!」
「敬語やめること!"さん"付けも!
あと、僕面倒なんて思ってないから!」
必死な顔でそう言いきると、こめかみを撫でて手を離す。
はるさん...は、すっごく優しい。
待ち合わせ場所まで、あと数分。
ここまで、ずっと僕を気遣ってくれた。
こんなに甘やかされていいのかなって思うくらい。
あっくん、会いたいよ。
けど、会って 現実を突きつけられるのは嫌だ。
待ち合わせの喫茶店まで、あと数分。
あっくんとの関係が白黒つくまでの時間。
僕は、考えないようにしていた。
はるさんが、付いてきた本当の理由を。
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修羅場とか言ったけど、全然違いました…
そのうちあります。そのうち…
篤「ほんとにあると思うか?」
海「あるんじゃない?」
あるよ、たぶん。
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