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だよねぇ(遥翔)
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言った瞬間、顔がもう嫌だと言ってる。
「はるさん、それはちょっと…
僕、あっくんの所に帰るつもりですし…」
まぁ、そうだよね。
「毎日 拒絶反応凄いと思うよ
それでも帰る?」
ちょっと、意地悪かな。
でもね、ここは引き下がれないよ。
自分としても、だけど医者の卵としても。
死ぬことがわかってるところに、
わざわざ送る、なんて見殺しと同じだ。
「あっくん、嫌いになりたいの?」
「なるわけない!」
「なるよ。絶対に。」
即答する。それは、必ずだ。
運命で決まっている。
本能が心に作用して、嫌いになるんだ。
「はるさん、酷い!」
「ゆきちゃん。」
自分で思ったよりも、低い声がでて、
それだけで充分な圧力だったらしく、ゆきちゃん肩がビクっと揺れて、
さっきまで、怒った顔をしていたとは思えないくらい
怯えていた。
「ゆきちゃん、僕が運命だ。
逃れることなんか、できないんだ。
どれだけ、他の人が好きでも
最後には僕の所に帰ってくる。
わかるかい?」
コクコク、と頷く。
「わかってる、わかってるけど…
他に番が居るとか言われても、むり。
そんなの信じられない。
雷がなっただけで、仕事置いて帰ってきてくれた。
年に数回の一日休みを、僕のために使うと言ってくれた。
高校の卒業式だって!ボタンとかネクタイとか
欲しがってる子一杯いたのに、全員断ってくれた。
ぜんぶ……ぜんぶ!!!
僕の、為…」
嗚咽を漏らしながら泣き出してしまう。
やりすぎたか、と思うけど
今のゆきちゃんは 精神状態が不安定で
ちょっとのきっかけで、大泣きしたり、自殺しようとするのは『普通』だ。
僕の言葉が、ちょっと、の内に入るかどうかと言われれば
確かに入らないかもしれない。
けれど、泣くのは我慢できるはずだ。
通常時なら だけど。
それだけ、参ってる。
僕が、支えなきゃいけない。
だって、今
世界中どこを探しても、目の前のこの子を癒せるのは
支えることができるのは
僕、唯一人なんだから。
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MiRORRの楽屋にて…
眞「コルァ!!玲緒、彰!!」
彰「ごめーん、眞弥くーん♡
許してちょ」
眞「うっさい!!
なーんで、帰ってきたらこんなことなってんだ!」
彰「それは…んんーと」
玲「あんまいじめないでやってよ。
わざとじゃないんだし…」
眞「お前もちょっとは怒れよ!
荷物ひっくり返されたんだぞ!!」
玲「まぁー、彰だし。」
っていう、玲緒くんの彰くん愛。
ちなみに
この日のMiRORRの楽屋はそれはそれは酷かったそうな。
篤「酷かったな。」
海「足の踏み場うんちくじゃなかった。」
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