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CALLING(幸輝)
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もう、いい。
何がどうなっても、何だっていい。
旅行に行ったのにも関わらず、恋人は上の空。
なーんだ、仕事か!と思いきや浮気。
しかも、前からの話で番ってまでいる。
ということは 肉体関係があるってことで
それが 僕にとって…Ωにとってどれだけ苦しいことか。
お陰様で、拒絶反応がフルで出て
挙げ句の果てに、何でかわからないけど
番っていないΩと同じ発情期がきて。
初対面のα以外触れないわ、
自分の体がわかんない。
なんでだろう。
どうして こんなことになったんだろう
「ねぇ、キミ。」
…!!!
もしかして
また…??!!!
「Ωでしょう?フェロモン漏れてるよ」
…うそ。
「ちょっとあっち行かない?
痛いことしないから。」
「い、や」
どうしよう…
掴まれた腕が気持ち悪い…
どうしよう…
「ほら、こっちおいで…」
ぐいぐい引っ張ってくるし…
痛い
あっくん…あっくんに電話!!!
ワンコールすれば分かってくれる、はず!!
緊急電話なら尚更…
――ビーッビーッ
「うわっ!!お前何してんだよ!!」
――ドスッ
痛っ…ご飯出てきそう…
お願い、あっくん。
もう頼るのは最後にするから…
今だけ、僕を助けに来て。
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【その頃、遥翔は】
ゆきちゃんのばか!わからずや!!
…寂しいなぁ。帰ってきて欲しいなぁ。
【その頃、篤哉は】
あぁ…疲れた…。
今日は、働き詰めだ。海音は…笑っているな。
まぁ、こいつは表向きは完璧だからな…
海「なに、篤哉。集中しろ。ばか。」
…コソコソと怖いこと言うなや。
はぁ…頑張らなきゃな。あとちょっとだし。
まだ 打ち合わせだけど、ね。
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