アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
お説教(篤哉)
-
「お前、何をしたのかわかってるのか!!」
やっぱり…。
車の中でも マネージャーにこってり絞られたのに…
どこに連れて行かれるかと思えば、事務所。
しかも、社長のところ。
こりゃ、クビかなーなんて。
笑ってなんかいられない状況。
「…理由は?!!
どうして、仕事をすっぽかしたりなんかした!
海音がいなかったらどうなってたと思う?!」
…ここで、解消した番のΩが なんて言ったら
余計大変だよな。
「Ωを助けに行っていました。」
「はぁ?!」
「関係については、話せば長くなります。
彼から、俺の所に緊急電話がかかってきました。
GPSを辿って行ってみれば、彼がレイプされる直前でした。」
嘘なんかじゃない。こんなときに嘘なんかつくものか。
これには、社長も同伴していたマネージャーも納得したようで、
少し顔が優しくなった。
「篤哉。お前のしたことは正しいかもしれない。
けれど、せめてマネージャーに一言言いなさい。
どれだけ探したと思っているんだ。」
海音ならわかってくれたと思ったんだけどなぁ…
「それは、すみませんでした。
ご迷惑をおかけしました。」
「よし。
お前は、Ωの人権保護に関心があるとして
評価されている。
今回の行動はむしろプラスだ。
番組の方にもそう説明するように。」
…これで、やっと終わる。
説教は本当にきらいだ。
「ところで、篤哉。
そのΩとはどんな関係だ?
番はどうした?」
あぁ、やっぱりそこ突かれるよなぁ。
「番のΩは、運命が見つかって…
俺とはもう番でいられなくなってしまって…」
「解消したのか?!!!」
あぁ、また顔戻っちゃったよ…
「解消しろ、と。医者に言われました。」
「それは本当だな。相手のダメージは大丈夫か?
相手はどこにいるんだ、同居してたろ?」
あー、それも怒られそう…
「昨日助けに行って、それから俺の家に…
なるだけ、一緒にいたいんですが…」
「「はぁぁぁぁぁ?!!!!」」
マネージャーも揃って叫ぶなよー。。。
社員が驚くだろ…
------------------------------------------------
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
58 / 85