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Which way?(幸輝)
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…はるさん。僕を運命に縛り付けるつもりなのかな。
言ってなかった、って何のことだろう…
また…あっくんとの悪いこと言われるのかなぁ。
「じゃあ、改めて言うね?
僕ね、始めは正直人助けのつもりで
ゆきちゃんのことを助けた。
でもね まぁ、母のこととか…色々あって
寂しかったことに気づいたんだ。」
なに…?なんで?僕 怒ってるのに。
はるさんだって、それをわかっているだろうに。
何でそんなに 優しい顔で 視線で 声で。
僕を見つめるの?
「それをね、気づかせてくれたのはゆきちゃんで
気づいた時は『寂しい』って思わなかった。
それもね、ゆきちゃんのお陰なんだよ。
確かに、僕らが出会ったのは 運命のせい。
だけど 運命とか関係なしに…」
ふと、はるさんが僕の頬に手を添える。
そして あっくんがいつも僕を見るような…
愛しい物を、大切なものを見るような視線で
また綺麗に笑ってしまう。
不覚にもドキっとした。
「…関係なしに。側にいて欲しいんだ。
人として、幸輝のことが好きなんだ。」
「…へ?!!」
顔が赤くなるのが自分でもわかった。
大切にして貰ってるなぁ、っていうのは自覚があったけど
全部、『運命のせい』だって思ってた。
世界にたった一人しかいない、運命の番を逃すまい、と
ただ それだけのことだと思っていた。
「だから、あいつのところなんかに行かないで。」
「で…も
今日は、約束したから…。」
あっくんの所に帰りたい。
「…やだ!行かないでよ!
僕だって待ってた。
寝ずにゆきちゃんが帰ってくるの、待ってたよ?」
違うんだ。待ってほしい。
「僕ね、ちゃんと話し合いしたい。
あっくんと今後、どうしたいのかちゃんと。
そうじゃなきゃ、はるさんのことを好きになることは
一生無いと思う。」
狡いこと言って、ごめんなさい。
でも、嘘はついてないんだよ。
「このまま、はるさんの事を好きになっても
またいつか 思い出す。
あっくんの寝顔、癖、感触、体温……。
そんなことになりたくない。
もしも、僕がはるさんを好きでも
あっくんを思い出した時に、その気持ちを疑うような
少しでも 気になるような
……そういう事、全部消しておきたいの。」
ごめんね。必ず帰ってくるから。
ちゃんと寝て、待っていて。
あっくんと 決着つけてくるね、
はる。
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どうも、奏愛ですm(*_ _)m
長らくお待たせしました!
リアルの方の行事がある程度 落ち着きました!
ただ…
実は、私 これからちょっぴり集中して勉強しなければいけない時期でして…
俗に言う、『受験』ってやつですね…
できる限りがんばりますが
毎日投稿はさすがに厳しい時期があるかもしれません。
なので、投稿の時期が空いても
お気に入りはそのままで!!
必ず…『必ず』更新するので待っていて下さると幸いです!
そういうわけで、
これからも 『seek destiny.』をお願いします!
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