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俺が 番だろう?(篤哉)
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コウの姿が見えて、咄嗟に走り出す。
前を走るコイツ(遥翔)なんか構わずに、ただ会いたかった人の方へ走っていく。
『辛いことはすぐに言えって言っただろ?』とか
『もっと 俺を頼れよ』とか 言いたいことは沢山ある。
だって、抑制剤の副作用で倒れる なんて
精神的に問題があるんだから。
早く 抱きしめたい。抱きしめて 安心したい。
コウがここにいる事をちゃんと実感したい。
そう思うのに、もともとの距離の差があったからなのか
ヤブ医者の背中が遠い。
「ゆきちゃんっ!大丈夫?
心配したんだよ。抑制剤はちゃんと用量を守って飲まなきゃだめだよ。」
ほら、やっぱり。
今までずっと一番だったのに。
こいつが現れてから、俺はずっと2番だ。
『あれ、UMIくん。ASTUくんはどうしたの?』
テレビから流れる海音の声に、妙に安心する。
この前の 収録のやつか…。
『あぁ、彼は少し人助けに。
急を要するみたいで…僕だけじゃダメですか?』
「ふっ…
まーた、かわいこぶりっこしやがって。
海音のやろー。」
…会いたい。
どうも最近は、寂しくなると海音に会いたい。
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ケータイの機種変更等でだいぶ遅れてしまいました
また、これから本格的に忙しくなっていくと思うので
今週中に完結まで行けたらなと思います。
それまで お付き合いお願いします!
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