アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
死にたがりな俺とカウンセラーな君6『化け物の俺は兄だった…。』【キヨの過去2】
-
やっぱり、山の奥深くに連れて来られてそこで降ろされた。と思ったら急に父さんが逃げるように車を走らせて行った。
あぁ、俺捨てられたんだ…。俺は、急に眠くなってその場で倒れてしまった。
目を開けたら、そこは見覚えの無い天井…。
ここ…どこ、だ…?
「あー!やっと起きたっ!!よかったぁ。起きなかったらどうしようかと思ったあぁ…。」
そんな声が聞こえたから声のする方を向いて見ると、そこには俺と同じ位の年齢であろう男が居た…。
キ「えっと…。あなたは…?それに、ここは…どこ…?」
「あぁ、そっか。急だから何がなんだか分からないよね!ここは、捨てられた子供や、他の人とは違う特殊な能力を持っている子供が来る施設。そして、俺は、『上ノ内アブ』って言うんだ!!よろしくねっ!!!」
キ「アブ…さん…よ、よろしく…。」
ア「そんなに怯えることは無いよーっ!!きっとなれるし、先生達も居るしさ、ね?」
そんなやり取りをして、三日程立った頃…。
先生「アブー!アブを貰いたいという人が来たよーっ!!今すぐ来てーっ!!!」
ア「はーいっ!今行きまーすっ!」
アブさんはある家に貰われた…。
ア「キヨ君、これで会うのも、もう最後だね…。ねぇキヨ君、最後に聞くけど、キヨ君のその能力…やだ?」
キ「…。うん…。やだよ。凄くやだ…。こんな能力、今すぐ無くしたい…!!」
ア「そっか…。じゃぁ、この薬あげる。その能力が嫌になった時に使えば良いよ。んじゃ、じゃぁねっ!!キヨ君っ!!」
アブさんは、持っていた薬を俺に渡し、去って言った…。
アブさんは、先生と話した後、依頼人が居る玄関の方へ歩いて行った。
気になって、アブさんの心情を除いて見た。そしたら…
『香坂さんの家に行くのか…。』
っと言っており、俺は絶望におちいった…。そして、震える手で俺はアブさんから貰った薬を口に運んだ…。
その後、俺が人の心情を読める事は無くなり、高校を卒業した後すぐに一人暮らしをし、カウンセラーの先生になった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 39