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~謎の男~
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長かった入社式も終わり、やっと会場を後にできると思い、家に帰ろうとする徹だったが、またもや後ろから腕を掴まれ、壁際に押し戻される徹・・・。
「一体何なんだよ・・・。」
誰かに押し倒されるのは今日で二回目。
半ばイライラしながら悪態をつく・・・。
俺の前に立ちふさがる影。
???「まさか帰るなんて言わないよね?てか、帰れると思ってるの?立花徹君・・・。」
「何で名前を知っているんですか?てか、離してください!」
俺は男にそう伝えるが、聞いてくれそうもない・・・。
「どうしようかな~?だって離したら君、逃げるでしょ?」
相手はニコニコとしているが目が笑っていない・・・。
それに心なしかだんだんと俺を押さえる力も強くなってきている・・・。
俺は恐怖におびえながらもおずおずと聞いた・・・。
「俺、何かしました・・・?」
俺は、そう尋ねてみる・・・。
・・・束の間の沈黙・・・。
威圧的な相手に俺は自然と涙目になる・・・。
「フハッ!」男は笑いながら話し出した。
???「聞いていた通りだ!可愛いwww。ねえ君!今日は新年会があるって言わなかったっけ?」
男は手で自分の涙を拭いながら、俺に顔をズイと近づけ、耳元でこう囁いた。
「気に入った。。俺の部署においでよwww」
・・・ゾワワ。。。俺の背筋に悪寒が走った。
男はそういうと俺から体を離し、力強く手を引っ張った。
「ちょっ!どこいくんすか!?痛い痛い~。」
俺はぶつぶつ文句を言いながら鼻歌を歌いながら歩くこいつに引きずられていた。。。
しばらくすると男が一軒の店の前で立ち止まった。
それをいいことに俺は思いきり大声を張り上げ、男を突き飛ばした。。
「痛い・・・痛いです!!!もう離してくださいってば!!!」
そこで急に周りが静かである事に気づいた徹・・・。
ふと顔をあげると集まった新入社員や上司達が俺らの顔をまじまじと見ていた・・・。
当然遅刻・・・。そして恥さらしだ・・・。
「・・・終わった。サヨナラ~俺の人生。俺、これからどうすればいいんだよ(泣)」
徹はボソッと呟き、顔を真っ赤にしながらその場に座り込んだ・・・。
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