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綺麗だと思った。
もう何十回、何百回とも同じこの秋の景色を見てるというのにそれでも飽きずに、美しいと思った。
それはこの男が自分の隣にいるからなのかもしれない。
いや、きっとそうなのだろう。
『けど、俺はそんなお前の真面目な所が好きだよ』
『え?』
好きという言葉に単純にも振り向いてしまった。
彼と目が合いそれが分かった頃には、顔が一気に赤くなっていくのが自分でも分かった気がした。
『………っ…』
『なぁ、道具の神』
『な、なんだ』
『俺はな…、お前と一緒にいることが俺の幸せだよ』
嬉しい言葉に、俺の心臓は素直に心拍数をあげていく。
どうしていいか分からず、流されるまま覚束ない足取りで歩いていると急に医術の神が足を止めた。
『好きだよ、道彦(みちひこ)』
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