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電話
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いつも通りの火曜日。
LINEの着信音が部屋に響き渡る。
「…羽流?」
スマートホンの画面を見ると羽流のLINEの名前…
“Haru☆”という文字が見える。
嫌な予感がした。
何か この平凡な日が崩れ落ちるような予感。
そんな気持ちからかコールを6回聞き流しスマートホンの画面を見て俺は固まっている。
流石に羽流に悪いと思い俺は電話に出た。
そー…っと電話を耳にあてた。
『…竜……ぃ……はぁ……はぁ……』
羽流は息があがっていた。
声は震えていて今にも泣きそうな悲しい声で俺の名前を呼んだ。
「どっ…どうしたんだよ。取り敢えず落ち着け」
俺は険しい顔をして羽流から事情を聞き出そうとする。
少しして羽流の息が整ってきた。
タイミングを見計らい俺は「どうした?」と聞く。
「清川…が…死んだ……」
俺はスマートホンを動揺で床に落としてしまった。
拾おうと下を見つめたら俺の目から涙が流れていた。
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