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勇者の話
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会議が終わった後、俺は1人でフラーっと牢屋のある場所の近くに立ち寄ってみる。
「ふぁ…っ、あゃぁっ…」
…ん?
なんだか声が聞こえて来た。
「いゃぁっ……うぐっ………」
「ギャハハ」
確かに聞こえる。
女の様な喘ぎ声と耳障りな下品な笑い声。
「ニーナ…」
確か今ニーナの見張りをしているのは王様の部下。
あいつらのいい噂は聞かない。
今中で何が起きているのかは安易に想像が出来た。
頭にカッと血が上り、俺はいつの間にか中に入ってしまっていた。
「何をしている!」
そして目にうつったのは服がはだけて体が赤く火照った淫らで美しい少年と下品ではしたない男達の姿。
俺がギロりと睨めば男達は舌打ちをして去って行く。
ニーナに視線を移す。
なんて綺麗で、憎らしい…
「うぇぇぇん」
「は!?」
俺と目が合った瞬間、何故かニーナは泣き出してしまった。
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