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尋ね人と待ち狐(8/22)
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前に来たことがある川のところに着くと、白は石の上に腰を下ろした。
「…ヒトと狐が結婚できるわけなかろう」
「できるよ!だって俺、白が大好きだもん」
「…理由になっておらぬぞ。それを抜きにしても、我らは雄と雄。分かるだろう?」
「なにが?女の子はお胸が膨らんでいて、男の子はぺったんこなだけじゃん」
「いやいや…違うぞ?女と男にはめっきり違う箇所があるからな」
「……?あ、わかった!白のお胸が膨らんだら、結婚できるよ!白が女の子になるんだ」
「だから違…っ、な、何をする、小僧…っ」
白の変な服の帯を引っ張ると、白の白い肌があらわになる。
俺はその平らな胸板を、なんとか膨らまそうと試みた。
「のーびーろー!白のお胸がでっかくなぁれっ」
「…ッ!うつけ者!そんなことして大きくなるか!」
「俺、"漬け物"じゃないよ!白と結婚できないの、絶対やだもん!」
「漬け物ではない!"うつけ"と言ったのだ。……ええい!どけ、小僧!」
白は俺をドンッと押し、息切れをしながら立ち上がる。
白の耳は真っ赤だった。
「雄の胸を弄るなど、なんと羞恥な……!…いいか、小僧。己の股間に手を当てろ。
……そこにぶら下がるそれは、雌にはなく、雄にしか付いていないのだ。わかったか?」
「…白にもついてるの?」
「もちろんだ」
「じゃあ見せて。もし付いてなかったら結婚できるもん」
「…っ、お、おい…!」
嫌がる白にしがみついて、ふんどしを下に引きずり落とす。
白のそこには、俺のより大っきーのがぶら下がっていた。
そんな……。
これじゃ、白と結婚できない…!
嫌だよ…。
「…わかったろう?小僧」
「やだ…嫌だよ、白…………あっ」
「何だ?…もしや…、よからぬ事を考えているのではあるまいな…?」
白が後ずさりをすると、俺はそんな白にじりじりと近づく。
白のそれを引きちぎったら……白は女の子になる。
白と、結婚できる……!
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