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---いや、
………………いやいやいやいやいや、ちょっと待ってよ。
只今の時刻、12:36。要するに真昼間。そしてここは健全なる高等学校校舎内。
「……………。」
「きゃっ!!な、なに?!」
こんな時間と場所だというのに、2人の男女が性交渉を行おうとしていた………。
正直驚いた。
こういう行為は見慣れているため特になにも思わないが、行為に及ぼうとしている2人は意外な組み合わせすぎて驚いた。
「し、白石くん!?」
佐久良さんが大きな瞳をさらに大きくしてこちらを見る。
「え、えっと、その………」
去る、という選択肢が完全に消えて、ついつい吃りながら口を開いてしまった。皆んなのマドンナが………。こっそり憧れを抱いていた僕は少々ダメージを受けた。
「ご、ごめんなさい!!何でもないの!忘れて!」
僕がぼーっとしている間に早口でそう言うと、乱れた制服そのままに佐久良さんは教室を走って飛び出していった。
「……………。」
「……………。」
さ、佐久良さん。行くならいくで、この相手の怖い不良様も連れて行ってくださいよ……………。
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