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37想い※
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拾ったものを持って違う部屋へと入った一ノ瀬くんを横目に室内をもう一度見渡すと、少し違和感があった。
こんなに広いお家なのに、彼以外が住んでいる様子が無い。
玄関に靴がないのは昼間だからかもしれない。けれど、そのほかパッと目につくもの全て一人分しかない。
お洒落なアイランドキッチンに置いてある食器類、干してある洗濯物。もしかして一人で住んでいるのだろうか。
「……お家の人はいないの?」
部屋から出てきたタイミングて聞いてみると、急に不機嫌な表情になってしまった。
「いねぇよ、誰も。」
そう言いながら乱暴に僕の腕を掴んで引っ張り、そのまま近くのソファに放り投げられた。
「だから何したって何も言われねぇし、誰も助けにも来ねえな。」
そのまま上乗りされ、気迫の強いその姿に思わず後ずさるも、反対側の肘掛に阻まれて逃げ場を失ってしまった。こんな追い詰められた状況なのに、僕に上乗りしてもなお幅の余る大きさのソファに感心してしまった。
少し惚けてしまったが、唐突の感覚に意識を目の前にいる人物に戻される。
「えっ……んんっ、き、急に何っ」
制服の学ランの下に手を入れられ、ワイシャツの上から乳首を摘まれる。下は彼の膝で刺激された。
「や、やだ、やめてっ。ぁっ、あたって、るからっ」
必死に突き放そうと一ノ瀬くんの肩を押すが、僕の非力で勝てない事は目に見えていた。その間にも刺激されている下は徐々に反応を示し始める。
その様子を冷めた目で見ている一ノ瀬くん。否が応にも温度差を感じられた。そんなに嫌ならこんな事何故するのだろう。興味本位でもなさそうなのに、何で……。
「お前、男に抱かれてるって言ってたな。」
僕の乳首を引っ掻きながら静かに呟く。早くやめて欲しいの一心で、必死に応えようと僕も口を開いた。
「そうだけどっ、やぁっ。やめてっ。触らないでっ。」
「やめて欲しいのに何で勃ってんの。」
こわい。こわい。
返事が出来ないでいると、畳み掛けるように問いかけてくる。
「同じ男にけつ掘られて嬉しいのか?そういう趣味か。好きで抱かれてんだろ、お前らみたいな奴はさ。」
「気持ちわりぃんだよ。男のくせに男の下でよがってないて。女みたいなことしてんなよ。」
「意味わかんねぇな。お前らみたいなやつも、男抱いてるやつも。」
僕の身体を虐めながら淡々と話をしている一ノ瀬くんの目はずっとこちらを見ていながら焦点が合っていない。そのうち僕のワイシャツを脱がして、直接肌に触れてきた。冷たすぎる彼の手に身体が大げさに反応した。
「なんか言えよ。やめねぇぞ。」
少し強く左の乳首を擦られる。
快感を覚えている僕の乳首はその刺激に喜んでピンっとたってしまった。
「ぼ、ぼくはっ、ぁっ。好きじゃないっ。」
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