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憧れの人 4
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「…………あっ、あっ………んっんっーーっふ……」
「岬………気持ちいい?……」
「っん、ぅ……きもちい、い……です、」
「ん……、良い子だね」
しかし岬、こんな素直な子だったのか。
打ち付ける度にやらしい声出して、たまに我慢してみたりして、でもやっぱり堪らなそうにまた喘ぐ。
あどけない寝顔みたいに落ちてる眉も、弛んで開きっぱなしの唇も、もう陶酔しきっていて気持ち良くて堪りませんって感じだ。
男冥利に尽きる。
けど。
可愛すぎて、ちょっとヤバいぞ。
「岬……ごめん、俺いきそう」
「んぇ………?」
ぼんやりそう言って、とろっとこっちを見た顔がもうーー子供みたいで、いやらしくて………俺は我を忘れた。
「あっ!んっや……っぶちょ、あ……っ」
「あーー……やばい、良すぎる……ごめんな岬」
「んっんっ……ふふ、いぇ……っあ、ん……っ」
「……?」
ーー笑った?
没頭してしまっていた顔を上げて岬を見ると、聞き間違いではなかったらしいーー岬は本当に笑っていた。
花が綻んだような、ほんのりした、照れたような微笑みでーー
こんな、股開かされて淫らに濡らされて、抉られて嬲られてーーグロテスクにも程がある晒され方してるのに、本当に清らかだ。
阿呆みたいに見惚れてしまっていたからか、その微笑みを岬は更に破顔させる。
それもまた子供の悪戯でも眺めてる親みたいに愛おしげで、やはり俺は見惚れるしかない。
「っふふ……嬉しい、です、部長が………」
「………………っ」
「ん…………!」
また我を忘れて思い切り腰を振る。
それこそ20代みたいに、獣みたいに。
岬の声も、一層激しくやらしくなった。
音も呼吸も渦巻きそうなほど加速してーー
「っあ……!」
「んんっーー……!」
ひき付けを起こしたように腰が震える。
冷めない快感を貪るように、吐き出しながらも突き上げた。
激しく揺らされる岬が、やはり嬉しそうに気持ち良さそうに目を細めていて………
……どうも、縮まない。
「マジか」
「…………?」
「……戻らん」
「ふふッ」
そりゃ笑うよな。10代かよ……。
「じゃ、抜かずの二発目といきますか」
苦笑してしまってそう言うと、岬も困ったように笑った。
「あの、部長……」
「ん?」
「……今度は私が、上になっても……?」
「へ?」
ぽかんと聞き返してしまうと、岬が少し恥じ入ったような顔をする。
せっかく言ってくれたのに、後悔させてしまったか。
心底嬉しいんだけどもう少し意識して、俺は頬を緩めた。
「……乗ってくれんの?嬉しい」
「………!」
またあの、花が咲くような笑顔。
同時に中もきゅんと吸い付いてきて、なんて可愛いんだ、本当に。
「ほら、じゃあ……おいで」
「!」
腰に手を回しながら手を引いてやると、驚いたように目を見開いて真っ赤になる。
「どうした?」
「お………っおいではダメです、おいでは……!!!」
「ぶふっ、何を言ってんだか。ほら来なさい」
「そっ、それもダメです……!!!」
「みーさーき!」
俺も声だして笑ってしまう。
岬が本格的に恥ずかしがって両腕を顔に乗せてしまったので、抱き上げてやるつもりで背中に手を入れたーーんだけど。
「……………もしかして今ので腰抜けた?」
「うぅっ…………」
「はー、もう参った子だな。どこまで喜ばすんだか」
無理させないよう、あっちこっちに体重を掛けてやりながらどうにか俺の上に座らせる。
「……俺寝るよ?」
言い含めると岬はゆるりと頷いて、横になった俺の腹に凭れるように腰を撓らせた。
少し辛そうに前に伸ばされた喉も、柳のような背中から腰のラインも、ぺたりと座り込んだ太腿も………流れるように滑らかで、いやらしい。
絶景だな。
それに、まだひとつも動いていないのにそこは吸い上げるように締め付ける。
やらしいけど緩やかで、俺は気持ちいいんだけど岬は辛そうに眉根を寄せていた。
手触りの良い太腿をスルスル撫でてやると、岬の表情は更に悲痛になった。
「岬?……大丈夫か?」
「……んっ、はい…………」
とは言うものの、そこは更に深く締め付けて、内腿は震えている。
岬の呼吸が落ち着くのをゆったり待って、震えつつも深呼吸をすると岬は細めた目で俺を見た。
そして気恥ずかしそうに小さく笑う。
「部長、の……大きくて、」
「ちょ…………」
「あっ!」
思わず突き上げてしまうと、岬は悲痛に仰け反って支えきれない上半身をくたりと倒した。
すんでのところで俺の顔の横に腕を突くが、至近距離になった顔は壮絶なほど綺麗だ。
「本当に……悪い子だな」
「んっあ、っや……ごめんなさいっ、あぁ……!」
「痛いか?」
動きが激しい分できるだけ優しく問いかけると、岬は必死に首を振って否定した。
顔だけ見てると本当に辛そうなんだが、抉られるに合わせて腰がうねっている。
その痴態と快感にだけ神経を注ぐともう他のことは何も考えられず、体もその為にだけ動いた。
撓る岬の腰を指先で辿ってやると、滑らかに揺れながらも岬は大きく仰け反って体を固める。
目の前に主張された胸で張り詰めている先端が、可愛くてたまらない。
「岬、もうちょっとこっちおいで……」
「ふ、っはい……?」
背中を引き寄せられ、素直に岬がにじり上がると腰の律動は弱くする。
破裂しそうなほど勃ち上がった乳首を含んで舐めると岬は悲鳴のような声を上げた。
腰も内部も、不規則に引き攣り締め上げる。
「やっ、やぁーー……!部長だめ、だめです………」
「んー……?」
泣き声の懇願は黙殺して、ちゅうちゅう吸ってやった後僅かに顔を離す。
安堵したようだが少々残念そうなその顔が、いじめてやりたい気分にさせた。
「……じゃあほら、自分で離れなさい。体起こせばいいだろう?」
「や……………っ」
「ん?岬」
「あぁ…………っ」
みるみるうちに、岬の眉根は寄って頼りなくハの字になった。
それから悲痛に目が細まって、長い睫毛に涙が溜まる。
「……………っごめんなさい、ごめんなさいっ…………舐めて、ほしいです、」
「うん、後は?」
「ふ、っぁ………さ、さっきみたいに吸って、ほしい……ですっ……」
涙を流しながら岬が言うと、腹に挟み込まれたそこも泣いた。
先走りが伝って湿っていく。
「んん……良い子だな岬。指は?好きじゃない?」
「すき…………いじめてほしい…………」
「………俺鼻血出てない?」
「んぇ……?」
言いながら舌先で転がしてやると、岬はまた叫ぶように喘いだ。
もっと感じさせてやりたくて、吸って、抓んで腰を擽ってーー
泣いてよがる岬を、どこまでも堕落させるように攻め立てた。
「あぁ…………っ!」
すっかり濡れていた腹の間に更に粘液がぶち撒けられてもそのまま攻める。
岬も俺の頭を抱えて撫でて、腰を揺らしていた。
細いが激しい呼吸が、激しい喘ぎよりも淫靡だ。
「部長……っ、おかしく、なりそう……です、」
「ふふ、なろう」
「ん………っうれしい………、」
そう言うと岬はゆっくり体を起こす。
乳首から細く糸が引かれていくのが、淫らだが綺麗だ。
「もう……我慢できません、舐めさせて……ください」
「もちろんーー」
だけど、いいのか。
考えてもいなかったなーーとぼんやりしていると、岬が性急に腰を引き、どれだけ吸い付いてたのかと思うような音と鋭い声が漏れる。
そのまましばし悶えていた。
「慌てるから、もー……」
苦笑して頬を撫でてやると、親指を含まれる。
また俺がぽかんとしてるうちにゴムを外されて、無残に汚れた竿にキスされた。
それはもう、とろりと瞼を落として、耽美な表情でーーー
纏わりついた精液で岬の唇が汚れ、その舌で舐め取られていく。
快感はまだあまりに軽微だけどーーその光景の攻撃力が。
凄すぎて俺は既に何度めかの撃沈を食らっている。
啄み、なぞるようだった唇が大胆になり始めて長く大きく舐め取られた。
波打つような快感はその後際限なく続き、やがて喉の奥まで飲み込まれて、苦しげに顔を歪めながらも岬は凄まじい快感をもたらした。
熱く、どこまでも豊かに濡れていて、弛く蠢いては鋭く刺激して……もちそうにない。
意識を外に向かわせても、岬の体を眺めてしまえば腰は物欲しそうに揺れているし、自分の腹は岬の精液で濡れている。
(打つ手なし………)
諦めて岬の頭を撫でてやると、ちらりとこちらを見て岬はまた嬉しそうに目を細めた。
「岬……気持ちいい、出そうだ」
放しなさい、という意味で手に力を込めるとまた素直に岬は従った。が。
鈴口を唇で食んでいる、というところまで来て口から抜くのをやめた。
そのままよく濡れた竿を扱き上げられてーー
「っあ、……っこら!」
不意打ちに対応できず、俺はその綺麗な唇の中にぶち撒けた。
岬の上目遣いに、顔を見つめられながら。
「あーーごめん………」
言いながらティッシュの箱に手を伸ばすも、岬は固く結んだ唇の端を機嫌良さそうに上げてみせる。
そのままこくりと喉が鳴ってーー
「えっ、飲んーー」
また、こくり。
しばらくしてまた、こくり。
やはり岬は恐いほど綺麗に笑っている。
「みさっ、おまっ………」
「……ふふ」
「いいい一気に飲もうよ!せめて!!」
実感したことなんてもちろんないが、決して美味くないことは知ってるぞ。
勢いでいかないとキツいとか!
「もったいなくて………」
うっとりした顔をしてそう言う岬は、まるで人外のもののように見えた。
恐ろしいほどの色気と美しさ、ひたむきな奉仕で人を狂わせる。
ーーそういう、存在ではないかと……
そうでなければ、俺にここまでする意味が分からん。
「…………っはは、」
「………?」
「てっきり、俺ひとり熱を上げてるもんだと思ってたが」
「…………?」
「……お前も相当、俺のこと好きだな………」
「ふふ、はい」
「変人め」
そう言ってやっても、やはり岬は美しく微笑んでいるだけだった。
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