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学校
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「じゃあ行くわ」
まだ智哉が用意を終わっていないことを知りながら呟く。
「えっ、待っ.......」
毎朝一緒に行っていたから違和感というか罪悪感は多少はある。
けれど
「俺テストあるから早く行って勉強する、鍵よろしくな」
智哉は泣きそうな顔が一番可愛いのを俺は知っている。
「.....わかった」
ソファーに座りながらこっちを向かず返事をする弟、声のトーンは下がりっぱなしだった。
「ん。あ、ソレ、抜くなよ勝手に。動かないから」
ぐじゅぐじゅになった姿、見たいし。
「!!!」
「帰ってきたらじっくり可愛がってやるから、智哉」
「...」
返事の返ってこないまま外に出る。
どんな表情をしていたか、見ても良かったけれど個人的にやっぱり泣かせたいからあえて放置してみよう。
まぁ部活もあるから抜かないっていうのは不可能に等しいけどな。
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