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××されたい。
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「ただいま」
ドアの鍵を内側から閉め、靴を脱ぐ。
あの後結局、ろくに部活に集中もせず(出来ず)、部活を終えた。
そして寄り道も断り、まっすぐ家路に着いた。
今日は、
一日中ずっと体が熱かった。
今だって熱い身体を持て余してる。
兄ちゃん、何してくれるんだろう。
言いつけを守らなかったから、ひどいことかな。痛いかな。
でも何でも結局、興奮しちゃう。
期待を抑えて、リビングに向かう。
「おかえり。今日母さんも父さんも帰ってこれないってよ」
漫画をソファーに寝っ転がりながら読んでいる兄ちゃんは、ちらりとこちらを見て言った。
あぁかっこいい。
俺の頬はもう紅潮しきっているんだろう。
「…そうなんだ」
「そ。さてと、夜飯食うか」
すっと立ち上がり、キッチンの方に行った兄ちゃん。
と思ったらすぐにオムライスを両手に持ってテーブルに置いた。
イスに座り、スプーンをとり、ケチャップをかける。
卵の良い匂い。
「おいしい」
掬ったオムライスを口にはこんだあと、
正直な感想を告げる。
「だろ」
ニカッと笑って得意げな顔をした兄ちゃんに、
つい見惚れてしまう。
人好きされそうなその笑顔。
…食べてる時さえも、
興奮しているなんて言えやしない。
どこかで聞いた、食欲と性欲は繋がりがあるって話、本当かもしれないなって思った。
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