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可愛い
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「き、聞ける....ッ、だから、嫌いにならないで...!」
同い年の前の智哉はどこにいったよ。
かっこよさも、堂々とした態度も、今は見る影もない。
弱さを見せる弟をひどくいじめたい気持ちと、どろどろに甘やかしたい気持ちが交差する。
「さすが智哉。好きだよ」
可愛いなぁもう。
「ぅっ、ひっく、...」
俺の言うこと全部真に受けちゃうんだから。
バカ。
「でも泣くの早すぎ。中学生なのにみっともないって思わないの?」
あーぁ、やっぱりいじめちゃう。
こんな罵倒と屈辱、普通にしてたら受けたことなかっただろうに。
「........ごめん、なさい....ッ」
羞恥も悔しさも感じてきたのか、瞳からは涙がこぼれそうでこぼれなかった。
耐えて我慢してるのもまた、そそられる。
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