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魔法の言葉
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暫く切ってない腕はなんの凹凸もなくまっ平で違和感。
傷がなくなることはないが、いつもざらざらしていた腕がないのはいいことなのに不安になる。
でも、彼がいつもこの腕を見て「綺麗だね」と褒めてくれるのでやる手前で踏みとどまることができる。
魔法の言葉だ。
言葉って、すごく大切だと最近改めて思った。
共感、褒められる、好きって、大好きって言われる。
嬉しい。
死ね、いらない、否定される、怒られる。
怖い、苦しい。
皆んな本当はわかってる。
でも、わかってても咄嗟に出てしまうのが言葉。
例えば。
本当は大切で守りたいのに、
「あなたの為に言ってるのに、どーして言うこと聞けないの?」
「はやくしてよ!!」
それは愛してるから言うこと聞いてくれない彼に、子どもに、旦那さんの愛が感じ取れなくてイライラしてしまうから。
わかってくれない、同じ気持ち、温度差でないことへの不安。
本当はちゃんと話したい。
でも、積もって積もって積もって出てきてしまう咄嗟の一言。
反対に。
「ご飯たくさん食べてる!嬉しい!」
「いつも美味しいご飯ありがとう」
「腕綺麗だね。手繋ぐのもっと楽しくなる」
人によっては捉え方に違いがあるけど、僕は彼の一言は一言が本当に嬉しくて、ここ数週間自分を傷つけないで過ごせている。
前までは正直、嫌味?と思うこともあった。
でも、一緒にいてそんなことないと気づいた。
全部優しい気持ちなんだと。
だからちゃんと受け止めて前に進みたいと思った。
まだ眠れない日や不安になることはある。
そうゆー時は素直に話が出来ないけど落ち着いたらちゃんと話せるように時間を作る!!
彼との約束。
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