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空き巣
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そんな俺の願いもむなしく。大学二年生。o型。安達正嘉。今盛大に焦っています。いや、性格に言うと焦りと若干の恐怖に襲われております。
何度も言うようで悪いんだけど、俺ってのんびりしてるからあんまり焦ったりしないんだけどさ。
これは・・・・・。
ちっとやばいんじゃない?
数十分前、俺は近所のスーパーで買い物をしてただけなんだ。夏でも食欲が変わらないみことの、食料を確保しに・・。暑いからってみことは家において。
ガチャって鍵を回してドアを開けたら、
ガシャン!!!!!
なんてけたたましい音がして。
何でアイツ暴れてんだ・・暑さで頭やられたか?何てのんびり考えながら靴を脱いでたら
「~~~~~!!!」
「~~~~っ!!!」
みことの少し高い声と、ハスキーな・・知らない誰かの声が、した。何を言ってるのかは分からなかったけど言い合いをしてるらしいような雰囲気を感じる。
バターン!!!!!
もみ合ってるのか何なのか、何かが床に倒れる音。おいおい。待て待て待て。ここ俺の部屋だよな?何が起きてる?!何だ、もしかして・・もしかしたら。空き巣とかが入ってきてみことがバッタリしちゃったのかもしれない・・って、だったらかなりやばくないか?!えっ?!
空き巣?空き巣だったら・・何がいる。警察?お巡りさん?いや、そんなことしてる場合じゃない・・!!!一瞬叔父さんのいった100の害だのなんだのが頭の中をよぎったけど頭を振ってその考えを外に追い出した。
近くの掃除機を武器にするために抱えて俺はリビングへのドアを バンッッ!!と開いた。
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