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お風呂(2)
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「これが、風呂な。」
浴槽のドアを開けてやるとそこから、ひょこっと中を伺い、鼻をひくひくさせる。
さっき浴槽に湯ははっておいたから、フタを開けるとむわっと湯気がでてきて、猫がびくっと後ずさった。
「これ、湯気。怖くないぞ」
「・・こわいなんて、いってない」
むすっとして四つん這いになって俺の足の間から体をこすりつけながら、そろりと浴槽に足を踏み入れる。
少し水が残ってたのか、バッと手をあげて、また確かめるように、そっと進んでいく。
びくびくしてるくせに、よく言うぜ。ていうか風呂入るならさっき服着せなきゃ良かった・・・俺の苦労・・・・・・。
お湯に手をいれるとちょっと、熱いかな・・・・。
水を足して適温にしてやって。猫の手に少しかける。
またバッと手をひっこめた。
「熱い?」
「・・へーき」
そのまま浴槽に手をかけて、顔を近づける。え、何する気なのあなた・・・!!
猫は浴槽の湯を舐めた。
「だあああ!!まてまて、これは飲まないの!」
「・・・・なんで」
「これは、・・・んーと、中に入って体をあっためる?もの?なの」
「ぎもんけい、ばっかり」
「うっせ!まあいいから、服ぬぐぞ。」
「・・・・きがえ?」
「そうそう。」
「いやだ」
ふん、と顔を逸らす。・・・・・・・生意気な猫め。
「今回は、脱ぐの」
そういって猫の服をめくってひっぱる。でかい服はするっと脱げた。
「きがえ、てない。」
「あー。じゃあ、これは、脱衣?かな。」
「・・・・だつい」
俺も服を脱いで、浴槽のドアを閉めた。
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