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まねっこ
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その後適当に体を洗って、風呂をでた。ハプニングがありすぎて随分長湯になってしまったから猫が心配になって体は本当にザッと洗っただけ。
バスタオルで頭と体を拭いてやってまたシャツを着せる。
さすがに疲れたのか、ちょっと慣れたのか猫は大人しくされるがままだ。・・・・いつもこうならいいのに・・・
自分の体も適当に拭いてパジャマに身を包んだらズボンを引っ張られる感覚に猫の方を見ると、手を伸ばしてきて腹あたりのパジャマを掴んで下に引っ張ってくる。
・・しゃがめってこと?
「なーんだよ」
猫の目線に顔を下げると、俺の肩にかかってたバスタオルを奪い取って俺の頭にこすりつけてきた。思いっきりタオルを握った手を頭にぐりぐり押しつけてくるもんだから頭にげんこつくらってんのと同じだ・・・イタイ。・・・頭、拭きたいのね・・・・・はあ、何だかコイツのやりたくなることが何となく分かってきた。
「わーったから、ちょっと待てって。つかもっと優しくして!禿げる!!」
「はげ?」
「とりあえず、拭きたいなら優しく!ほわっと!ソフトに!」
身振り手振りで伝えると一回こくんと頷いて、ふわっと もふっと撫でつけ始めた。今度は
優しすぎな気もするけど、まあ痛いよりはいい。
しばらく好きにさせて、頃合いをみて「ありがとう」と言って頭を撫でると、猫はふにゃっと笑った。・・・・・・・たまには素直になれんじゃん
二人でキッチンに戻って一回何か飲ませた方がいいかもと思って水を渡したら、フン、って顔を背けやがった。・・おい、さっきの素直さはどこに置いてきた。
試しに牛乳を渡してやると、両手でコップを掴んで中身を飲み干した。
風呂上がりは牛乳じゃないとな~ってか?まじで生意気!!!
しかも口の周りがサンタクロースになってるし。・・せっかく風呂はいったのに・・口、牛乳まみれにしてんじゃねーよ!
タオルで拭ってやって、そのままソファーに座ったら隣に座ってきたからこれ幸いにとドライヤーのスイッチを入れる。変な装置を頭に向けられたもんだから猫は自分の耳をバッと、ガードした。
・・・・もうやんねーっつの
スイッチを入れるとぶおおおって出てくる温風。毛を梳きながら乾かしてると、気持ちがいいのか目をつむる。狐目だ。
全部乾かした頃には、すっかり爆睡しやがりまして。
・・・・・どうすっかなー。このクッションベッドじゃ今の猫には小さい。かといって新しいベッドになりそうなものはこの殺風景な部屋の中には・・ない。
しかたなく俺のベッドに寝かせる。そうすると、背中を丸めて小さくなって寝始めた。
そんなちっさくならなくても・・・猫の身長は155センチくらいだろうか。目を開けてると高校生くらいの顔立ちに見えるけど、寝顔は小学生くらいだな。口が薄く開いてる。アホみたいな顔しやがって、八重歯みえてんぞ。たまに耳がピクピクって動いた。
ベッドの空いてる方に俺も寝っ転がって猫と添い寝する。・・・黙ってたら大変愛らしい。
下の方に丸まってた布団を引っ張って、猫と自分にかける。布団に擦れて少し猫のシャツがまくれてしまった。丸まってる背中とケツが見える。あー・・
・・・・・・・・明日は絶対、パンツ履かせてやるっ・・・!!!
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