アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
おはようからの……
-
ちゅんちゅんと小鳥のさえずりが聞こえる。
眩しい光が部屋を照らしている。
朝だとわかり俺は布団を畳む。
昨日は疲れたな…
頭がボーとしていて、瞼がゆっくりと閉じていく。
二度寝しようと布団にもたれ掛かろうとした瞬間、襖がバァンッと開いたのである。
その音に少々、憂鬱してしまった。
「さっちゃんさん~おはようだよ」
「…………」
よし、寝るか
枕を横抱きにして目を瞑ろうとする。
「あっ、待って待って!寝ないで無視しないでーー」
銀が慌てて部屋に入り俺の腰を抱きしめた。
「触るな…変態」
「あ゙あ゙ぁぁー……いい匂い」
「邪魔、臭い、帰れ」
「酷いん…でも好きぃー」
「睡眠妨害すな」
「いやー」
俺はくるりと方向転換して、銀と真正面になり足でゲジゲジとお腹を蹴っていく。
「うぅぅん~気持ちぃ」
「き・も・いーーー」
てかいい加減離せよ(゚Д゚)
銀が俺の腰を離さないため思う様に動けない状態である。
携帯……携帯……
プルルルル
『はい』
「銀……邪魔」
『そちらに行ったのですね。今から剥ぎ取りに行きますので少々お待ち下さい』
「ん」
…………ほんとにこいつ邪魔!
「さっちゃんさん誰に電話してたの?」
「独り言」
「うっそん。あの声、燐月さんだったよ」
「空耳、耳鼻科行ってこい」
「さっちゃんさんが付き添いで来てくれるならいいよ」
「子供じゃあるまいし1人でいけ。アホ」
「もっと罵っていいんだよ?さっちゃんさんの特権だよ」
「きもい」
さっさと来いよ!燐月!!!!!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
52 / 74