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迫られ悩ませられて
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「ねぇねぇーさっちゃんさーん」
「…………」
「僕に!無視はダメだよー」
「いい歳したおっさんが「僕ー」とかキモイんだよ」
「おっさんって……僕まだ26だよ?」
「25過ぎたら大体みんな「立派なおじさん」なんですぅー」
「そんな戯言を誰が言ったんだか...((ボソッ…」
「ん?銀くん、今なにか言ったかな?」
「んー?言ってないよ?」
「そうか、なら貴様のその口を塗ってやろう。口を出せ」
「え?さっちゃんさん自ら僕にkissをしてくれるの?なら有難く僕のファーストキスをさっちゃんさんにあげるよ」
「寄るな、触るな、顔を近ずけるな!汚ねぇんだよ!」
「なんでさぁ!さっちゃんさんのセカンドキスは僕のものだよぉ!!!!!!!ファーストは燐月さんに取られちゃったけど」
「はぁ?ファーストは燐月じゃねぇけど?」
「小さい頃に色んな部下に頬っぺにチュッ!してたんじゃないですかー燐月さんに会った瞬間のさっちゃんさんは目がキラキラしてて走ってそのままお口にチュッですよ?」
「小さい頃なんぞ、ファーストには入らん」
「じゃ小さい頃はノーカンとして、今僕がさっちゃんさんにキスしたらファーストになるってことっすよね?」
「そんなんだけどそうじゃねぇんだよ」
「え……もしかして」
「お前の予想通りだ」
「奎一様にファーストキスを……」
……はぁ?
「…………」
「…………」
なんだこの間は
「とうとう奎一様までさっちゃんさんを……」
銀は涙目になり弱々しく声が震えていた。
「おい、銀……俺がなぜ親父とキスをしなければならないのか説明をしろ。ましてや「親父」を」
「え?だって奎一様はさっちゃんさんがこのお屋敷に来たとき、ものすごく雰囲気が違っててそういう関係なのかなって…」
「家族愛だろ……知らんがな((ボソッ…」
「じゃ誰がさっちゃんさんのファーストを……」
「銀は燐月から聞いてねぇの?俺がここに来た理由とかそんなのは」
「えっと前までさっちゃんさんは封琳に通い、友達もできてRAGMÄRやヤンバルなどの集団と関わり笹という情報屋として遊びまくり栄口様のマンションで駄々をこね、燐月さんに渋々連れてこられたぐらいしか聞いてませんが」
「全部知ってんじゃねぇか!!!!!!!」
「だったらさっちゃんさんのファーストは友達の誰かがということですね!そうと決まればそいつを八つ裂きして地獄の果まで落としてやりますよ」
「おい、止めろよそれ」
「でもさっちゃんさんはもうそいつらのこと「どうでもいい」んですよね?なら問題ないと思います。貴方に仇なす者はすべて排除しなければならないですし、いつかはそうしなければならない。それが早いか遅いかの違いです」
「その話、全て聞かせてもらいましたよ」
襖が行きよいよくバァーーンと開けられその中心に立っているのは紛れもなく燐月だった。
「遅い到着だな燐月……」
「少々、厄介な野良犬に手間取っていました」
「野良犬?」
「あぁあのクソガキ共か((ボソッ…」
「野良犬って誰?」
「さっちゃんさんが気にする奴でもないですよ」
「それより、誰ですか?哉さんのファーストの相手は?」
「おい、おっさん2人が真顔で顔を近づけるな…」
「哉さんがきちんと言ってくれればいい話ですよ」
「俺だって秘密にしてる事の一つや二つあるよ」
「好きな人でも出来たとか?」
ピシャ
一瞬そこの空気だけ凍ったような感覚がした。
「好きな人……出来たんですか?それとも気になる人とか」
「さっちゃんさんほれほれ早く言わないと燐月さんがいろんなクソガキを見つけた瞬間に拷問や血祭りやら始まりますよ!まぁ僕も参加しますが…」
「ワクワクしてるんじゃねぇよアホ銀が!」
「では?いるのですか?」
「…………」
「…………」
「好きやつは居ないけど…気になってる人ならいr「バァーーーーーン」」
……………………?
「そうですか…私、その人とお話して見たいですね」
「一体誰だろねぇ、僕達の玩具になる人」
「お前ら後ろの黒いヤツしまえよ」
「「大丈夫ですよ、きっと」」
めんどくさい事になってしまった…
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