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野良犬
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哉の部屋に行く途中で野良犬のせいで遅れた燐月の話
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燐月size
哉さんから電話が来て早足で部屋に向かう途中に周りが殺気だっていたことに気がついた。
ふと足を止め、振り返り周りを見渡す。
すると童虎が私に近づきこの殺気だった理由を聞いたのである。
「族らしきガキどもがここらを歩き回っていているようです。少々調べたところRAGMÄRとヤンバルがここら辺のことを調べている様子です。どちらも同盟を結んだとか」
「RAGMÄRとヤンバルのガキどもか」
「哉さんのダチだった奴らですね」
「”だった”だけだ。もう哉さんのダチでもなんでもない」
「どうしますか?」
「情報収集してるガキを2人、気絶してでも連れてこい」
「はい」
「また情報が入り次第連絡をしろ。他のやつにも伝えろ」
童虎は頷き私の前から消えた。
確かRAGMÄRの総長のガキは『一色』だったな
それと、ヤンバルの方は『風磨』か……
数人の群がりがあろうとなかろうとこちとら哉さんをずっと見てきた。新陸の門前で放置してたことも、放置するくらいなら連れてくるな、お前らの哉さんではない。哉さんは『仕方なく』お前らに群れているだけだ。勘違いしてこれ以上、哉さんに近づくな…目障りだ
12年も待ったんだ。哉さんの居場所は私達『紫夕家』だ
ふつふつと黒い感情が込み上げてくるが構わず振りまく。
この事は奎一様の耳にも入るだろう。さぁクソガキ共が抗う足掻いてみろよ。哉さんは『渡さない』絶対に
そして、私はふつふつとした感情を何もなかったようにしまい哉さんの部屋に歩いていった。
燐月size 完
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