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球技大会へ向けて
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さてと、この時期にある学校のイベントと言えば球技大会だよなっ!(只今、5月1日です。)
この微妙な時期にあるのはまだクラスの中で派閥が無い時期に、全員の結束を固めよう!という意向があるんだろう。
女子って色々ややこしいらしいからなぁ…。
うちのクラスは女子が多めだから、特に女子でグループが決まってない時期に友達を増やすきっかけになればということだ。
球技大会の競技には
・バレーボール
・バスケットボール
・サッカー
・ドッジボール
の4つ。
俺が立候補するのはもちろんバスケ。
中学の時にしてたし。
「なぁなぁ、圭哉は何するん?」
「バスケに決まってんだろ」
「うっわ出たイケメン。」
隣で弘は俺を指差してくるんだがなぜなのか理解できない。
圭哉「???」
弘「バスケやってる人って、どこでも大体イケメンポジションやん!」
圭哉「そうか??」
未乗「どうした、ポジション(意味深)がなんだって?因みに俺はひだr………」
拓海「テメェは黙ってろこのエロジジイ」
未乗「スマン……」
弘「と…とりあえず、皆でバスケにする?
四人でワチャワチャしたら絶対楽しいやん!」
あっさりと全員バスケに希望で決まったんだが、なによりバスケって人気なんだよな…。
男子はサッカー部やバレー部以外はほとんどバスケ希望なので、球技大会の種目決めの時間は大抵が白熱のジャンケン大会となる。
「「「「「「さーいしょーはぐううぅぅ!!!!」」」」」」
「「「「「「じゃーーんけぇぇぇん……」」」」」」
「「「「「「オラァァァァァ!!!!!」」」」」」
拓海「……チッ…うるさ。」
とまぁこんな感じで(笑)
俺は無事に一人勝ちできたので、黒板に名前を書いてから自分の席でくつろいでる。
勝ててよかったわー、俺ここ最近ついてない事が多かったからなぁ。
やっぱ運ってのは肝心な時に付いてくるもんだな。
…などと考えている間にもジャンケン大会はヒートアップしてきていた。
何とか弘と未乗は勝てたんだけど…
拓海「………………。」
みーちゃん史上最悪から五番以内くらい()に不機嫌な顔で俺達の元へトボトボと歩いてくる。
拓海「負けた。」
弘「みーちゃあぁぁ…!!!俺は、俺はみーちゃんのこと応援してるからなっ…!」
まぁ、あの様子じゃぶりっ子仕掛けも通用しなかったんだろう。
残念だが仕方ねぇよな(他人事)
てなわけでこれからの体育は球技大会に向けて練習ばっかだけど頑張るかぁ!
弘「ん?なんか圭哉、ウキウキしてるやん」
圭哉「ま、希望の種目になれたし嬉しいしな」
すると弘はポンッと俺の肩に手を置き、至近距離まで顔を寄せてきた。
弘「そーいやぁ、氷鉋さんもバスケらしいで?」
圭哉「!?なんで知ってんだよ…w」
弘「あれ、なんなんその顔!嬉しそー♡このこのっ!」
一瞬のうちに顔を離していつものおふざけモードに切り替えた弘だが、俺は心の奥でまたコイツの腹黒い所を見ちまったな……と呟く。
だって怖くね!?
どっからその情報仕入れてんだよ…w
きっと三年生のどっかに知り合いでもいるんだろう。弘は顔広いからな(笑)
怖ぇ…
俺達の行動とか、誰に見られてるかわかんねぇわ…
弘の手先の生徒とか(笑)
まさかなぁww
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