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朝の苦悩。
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ーーーピピピッ
「…んぁあっ。 朝ー。」
そう、俺 綾川龍弥は朝が弱い。 よく校門通過時間をすぎて校門を通過する。 俗にいう…遅刻魔というやつだ。
そんな俺が、今日は目覚まし時計を止めてベッドから出る。 え?なぜかって?
それはもちろん… 今日から珀と登校するからだよっ!!! え?単純って? 男なんてそんなもんだろーがよ!
「綾人ーっ、起きな…」
「…はよ。 母さん。」
「あら…起きてたの?珍しい。 女の子でも迎えに行くの?」
「…は、はっ? んなわけねぇだろ。 ふざけんなよ!」
「あら、ごめんなさいね? 急にムキになっちゃって…」
「…うるせぇよ。」
そう言って掛け時計に目をやる。
7:50。 待ち合わせは8:00だからそろそろ家を出るか。
「母さん。俺行ってくるわ。」
「早いのね? ふふ…。 行ってらっしゃい!」
「何笑ってんだよ。 じゃあな。」
なんだよ。 母さん。 女の勘? 女のこえ怖ぇーよ。 やべぇ、バレたかなぁ。 色々聞かれたら、めんどくせぇな。。
「はぁ……。」
「…何朝からため息ついてんの?」
「…えっ⁉︎ 」
「…おはよ。」
「あ、おはよ! 全然気がつかんかった。いつ来た?」
「ん? 今。 7:55だけど?」
「そっか。 おっしゃ、そろそろ行くか!」
なんか、珀… 男らしくね?
俺の勘違いか?
「何を考えてたの? ため息なんてついちゃってさ。」
「…うん。 朝から母さんが怖くて。」
「お母さんが? どうしたの?」
「俺が朝起きるの珍しいから… 女でもできたのかって。」
「…それが、なんで怖いの?」
「いや、だって間違っ… 。」
待て俺! これ言ったら、珀のことが好きだってバレちゃうじゃん? もっと仲良くなってからじゃねぇと、さすがにひかれるよな。。
「間違っ… なんだよ?」
ほら、まただ。 珀の顔が 妖しく笑う。
「間違っ…てるのに、友達なのに! そーだって聞かなかったんだよ!」
「何慌ててんの? 面白いね。龍弥って。」
「んだよぉ、からかうなって!」
「ねぇ、龍弥。 高校着く前にさ、言いたいことがあるんだけど…。」
「ん?なに?」
「今日さ…。 一緒に帰ろ…?」
「……ぉ、おう! だな! 下駄箱で集合な」
「うん…っ!」
やべぇえ!!! 珀から、誘われるとかやばすぎる! 顔真っ赤にして俯いてんだけど…!
可愛い! まじで可愛い! あぁー、やばい!
俺の息子が臨戦態勢に…っ! 落ち着け俺!!
「じゃ、もう行くから! 放課後ね!」
ちょっと手を振って、走って行ってしまった珀。
照れてるのかよ! 可愛いかよ!
てか、やっぱ珀の雰囲気…
さっきは可愛かったけど… 俺がため息ついてた時のあいつは、男の俺でも腰にクるくれぇエロくてカッコよかった。 少しSな感じの笑みがやばかった。 なに?多重人格?
Sなあいつはカッコよくて… 普段は可愛くて…
もうなんなの? あいつが魅力的すぎて死ねる!
もちろんこの後、俺は珀のことしか考えられなくて息子も収まらなくて…
学校のトイレにこもってヌいたのは内緒な?
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