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謝罪。(珀vision)
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あの日を俺は、恋をした。
俺は社長の息子。 俗にいう御曹司ってやつ。
顔もそこそこで女も飽きるほど寄ってきた。
でも、女なんてめんどくさいだけで嫌いだった。恋愛なんてしないだろうと思ってたのに…
俺は普通の生活に憧れてた。だから、親の反対を押し切ってカラオケでバイトしてた。
もちろん、カラオケなんて行ったことない。
両親に止められてる。 だから、働けた時嬉しかった。
働き始めて、1ヶ月。 あいつが来た。
浪川綾人。 同じ学校の不良少年だ。
いきなり俺に、俺のこと知ってる? とか聞いて来た自信過剰くん。 知ってるわけないじゃん?この前引っ越して来たんだから。
だから俺は大人しそうな子を演じて 知らないって答えた。 そしたらあいつ、めっちゃ寂しそうな顔したんだ。 その時、なんだかわかんないけど胸が苦しかったんだよね。 意味わかんない。
あれから、俺はあいつから目が離せなくなった。
もともとあいつ容姿はいいし…。
話してる感じから俺のこと好きだなって思った。
正直めちゃくちゃ分かりやすい。
なんか、子犬みたいなやつだなって思ってからかってやろうと思ってたのに… 気がついたら自分から目で追いかけてた。
あいつは、俺のものだってなんとなく思った。
でも、あいつが知ってる俺っていい子ぶりっ子してる俺で素の俺じゃない。
あいつは、俺がいじめられててそれを助けて…
俺はか弱い男の子。 守ってやらなきゃって思ってる。 でもな、龍弥。 俺をいじめてたあいつら、俺が金を握らせて無理やりいじめさせたんだよ? 龍弥と関わりを持つために…。
こんなひどい俺。 嫌われちゃうかな?
でもそれだけ、好きなんだよね。本能的に…ってやつ? 自分でも不思議に思うくらいあいつにハマってんだよね。
ごめんね。龍弥。 手に入れるために騙しちゃった。 でも、俺は自分から告るとかしないって決めてるから、絶対 龍弥に告らせる!
変なプライドみたいなやつ?
あいつ いじるの結構楽しいし…
ちょっとずつ素を出していこうかななんて思って
一緒に帰ろうって誘ってやったら、めっちゃくちゃ動揺しちゃって。 ちょっと可愛かったな…
俺の下で啼かせたいかも…。
なんて、俺末期かな。 素も好きになってくれそうで安心した。 もしかしたら、M気質なのかなー。 龍弥。
やばい。これから学校楽しみだな。
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