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chapter Ⅵ
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秀の依頼を受けた後、
本人に許可を得てパソコンを
自室に持ち込んだ。
念のため使い捨てのパソコンを
秀のにもの繋いだ結果は、
「ほぉ、これは確かに俺向きだわ」
見事にデータを消されていた。
しかも逆探知できないようにしてある。
絶対に素人じゃないな。
むしろ俺といい勝負かもな。
慎重にウィルスの解析をしつつ、
多数のルートから逆探知の方法を探るが、
「これは....参ったねぇ」
全く隙がない。
俺でも歯が立たないなんて
絶対に本職の人間が関わってる。
そういえば...ウィルスに感染した時、
編入生の事を調べてた、って言ったか?
ならその編入生が原因だったり?
怪しいな。
「んー、確か何処かに編入生の書類が
あった気が....あぁ、これだ」
この学園に入れる時点で
ある程度の身辺調査は済んでると言える。
クラスもS、ってことはそれなりの
家柄、又は学力が必要とされる。
ふーん、試験でかなりの点を
叩き出したようだけど...
元は公立に通っていたのか。
「八城、か」
少し探ってみようじゃねぇの。
side 薫 END
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