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chapter Ⅶ
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馬鹿なの?頭イってる訳?
いきなり抱けとか...
俺の性欲はアキで間に合ってるし。
横を通り抜けようとしたら再び邪魔された。
「ちょ、待って待って」
『しつこい』
「っ~!君、新歓の時、警官コス
してたでしょ?」
あれだけの対話量で俺だって
気づいたのか。
『だから』
じっと少し下にある顔を見下ろす。
「せ、生徒会に教えちゃおうかなぁ」
脅しのつもり?俺を?
声震えてるし目も泳いでるくせに?
今ここで口もきけないくらいボロボロに
されるかも、とか考えないの?
改めて目の前の人物を観察して
分かったのはボイスレコーダーと
カメラを隠し持っていること。
信用に欠ける。
ポケットにいれてあるスマホを操作
しながら問いかける。
『抱いたら、黙ってくれる訳?』
「う、うん!」
『どうかな。ヤってる時の写真撮って
無理矢理されたとか言うんじゃないの?』
「うっ、いやしな、い....?」
『疑問系』
「しないしない!誓う!」
ブンブン顔を縦に振った所でスマホの
録音を停止する。
万が一の時はこれでなんとかなるかな。
「ほ、保健室でシない?確か今日は
出張でいないはずだから」
『鍵は』
「持ってるよ」
少し得意気に鍵を見せてきた。
それなりに権力を握っているのは
間違い無さそうだ...
まぁ抱くだけで黙ってくれるなら
安いものか。
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