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chapter Ⅶ
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side 歩
ボクがほぐして、と言ったら
顔をしかめて黙り込んだ八城(弟)くん。
男とヤるのは、抵抗があるとか?
いやここまでやっといてそれはないはず。
「んぐっ!?」
いきなり指を口に突っ込まれた!?
細くて長い指が口の中で動く。
『痛いの嫌なら、舐めて』
凄く、面倒くさそうな表情(カオ)で、
ボクを促す。
どこまでも冷めた瞳が眼鏡越しに
見えて、ゾクリと肌が粟立った。
この子、他人に容赦しないタイプだ。
直感的にそう思った。
無感動で、冷徹。
痛いのは嫌なので指に唾液を絡ませる。
いつの間にか三本に増えていた指の
お陰で口が閉まらず、唾液が溢れた。
いつもとは違う感覚。
『もういいから脱いで』
そう言って引き抜かれた彼の指は
自分の唾液でテラテラと厭らしく光る。
ベルトを外そうとして、ソレが
目に留まった。
『指舐めさせられて勃たたせてるんだ?』
「ーーぁんっ!」
ふーん、変態だね。と嘲笑う八城くんが
膝でぐりぐりとボクのモノを押した。
急な刺激に体勢が崩れて八城くんの
足の上に倒れ込んでしまった。
「ふぁっ....まっ、てぇ」
『何が?』
それでも八城くんは構うことなく
膝で刺激し続ける。
ビクビク跳ねる体。力の入らない腕で
止めようとするけど、笑われただけだった。
見事な強弱に、ボクは為す術もなく
感じているだけだった。
しかも、イく直前で止められた。
『その体勢じゃほぐせないけど?』
「う、ぁ...」
『パンツ、濡れてる』
ツ、と指で下着越しになぞられ、
シミが範囲を広げた。
...ドSだ、この子。しかも結構慣れてる。
僅かだけど、口角が上がってるし。
『足、広げて』
「このままでも...」
『やりにくい』
何でだろう...立場が逆転してる。
声に、逆らえない何かがある。
自分で膝裏に手をかけて俗に言う
M字開脚をした。
後輩にこんな姿見られて、恥ずかしい
はずなのに。
『ヒクヒクしてる』
「い、言わないで!」
じっと見下ろされて、羞恥が増す。
ゆっくりと、人さし指を入れられた。
本来入れる場所ではないため、
若干の異物感がいなめない。
最近は使ってなかったから。
そして、指が根本まで入り、
的確にある場所を掠めた。
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