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chapter Ⅶ
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体に痺れるような快感が走った。
「ひゃうっ!」
『あった』
何この子...前立腺一発で当てるとか
恐ろしすぎでしょ。
「ふぁっ....あっ、あー!」
わざとなのかなんなのか、
前立腺を外して攻めてくる。
その上緩いピストンのお陰で
イキたくても刺激が...足りない。
思わず自分のに手を伸ばすと
ほどいたネクタイで器用に縛られた。
片手だったのに。
「やっ、なんでぇ...?」
『我慢』
「あぁっ、ひっ....んぁっ!」
耳元に落とされた囁き声に
ぎゅっと指を絞めてしまった。
ズクンっと後ろが疼いた。
早く、挿れてほしい。
焦れったすぎる程の快感に、
思考が呑まれる。
『そんなに声、イイんだ?』
「ひっ、だめっ...あー!」
『だめ?ココ、もう三本も入ってるのに?』
三本も....?言われるまで気づかなかった。
駄目だ、何も考えられない。
『指が溶けそう』
「んあっ、あっ、あぅっ」
クツクツと愉しそうに喉の奥で笑う。
八城くんが声を発する度に耳に吐息が
掛かり、溜まる快感を逃がそうと
自然と背が反った。
『ほんと、人間て快楽に弱いよね』
だから、彼が何か呟いたのを
全く聞こえていなかった。
『ねぇ』
「ひぁあっ!?だめっ、耳、ひんっ」
『どうされたいか』
水音が、耳を犯す。
唇が耳殻を食み、舌が穴を這う。
『言わないと、』
このままだよ?と囁く。
低く、掠れた、でもエロい声。
この声を聞くたびに熱が溜まる。
ゾクリと快感が体を駆け巡る。
あぁ、この声には、逆らえない。
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