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chapter Ⅶ
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数分歩きながら考えた結果、
喉の渇きを潤す為に結局寮に
戻ることにした。
確かにこの学園にはカフェや自動販売機
が存在する。
だが他人が作ったものなど何が入って
いるか解ったものじゃない。
俺の正体を知る人間がいるとは思えないが
念には念を。どれだけいれても
損はない身分だしな。
で、帰ったは良いんだけど....
『死にたい?』
「「大変申し訳ありませんでしたぁぁ!」」
綺麗に決まった土下座を見下ろして
溜め息を吐く。
扉を開ければ物が散乱し、
破けた紙が舞い散り、
怒声が響くカオスな状態だった。
どうやって部屋から出れたのかは
知らないけど俺が言いたいのは
そこじゃない。
破れた紙の中に、≪明日が期限≫の書類
があったことだ。
昨日終・ら・せ・た・はずの。
多少修正出来るとはいえ、提出可能な程
ではない。
不幸中の幸いとういうか、一応
パソコンにデータは残ってるから
期限には間に合うけど。
『アキは当分出入り禁止、
雪は暫く仕事の量増やすから』
「「そっ『文句ある?』無いです」」
何か言いたそうな顔してるけどさぁ
俺に二度手間かけさせるとか、
『使えない奴は要らないから』
「「はい.....」」
これで当分は静かに過ごせる、はずだ。
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