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chapter Ⅸ
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作)あはは、明日もテストだそうですよ。
てことで更新遅れて申し訳ないです。
ほんっとに面倒ですよね、テストって。
side 薫
薄暗いベットの上で折り重なる二つの影。
なーんてね、オレだよオレ。
いやいや詐欺じゃないって。失礼だねぇ。
「今日、接触したんでしょ?
聞かせてちょーだいな、アヤメ」
相手に覆い被さる体勢で耳元に囁くと、
途端に首まで赤くなった。見えないけど。
「っはい、ご命令通りに。薫様のお考えの
通り警戒すべきは兄の方かと。
弟の方はずっと寝ていました。特に関心は
無いようです」
「それで?」
「扉越しにも関わらず私の気配に気づいて
いたのでもしかすると此方側の人間かと」
「隠れていた君に、気づいたの?」
「はい。私の正体を探っている様子は
ありませんでしたが」
「オーケイ、オレと君の関係は気づかれて
なさそうだねぇ。なら上々、って所か」
秀に頼まれて犯人探しを始めたのは
いいものの、編入生は中々にガードが固く
基本的な情報しか手に入らなかった。
かといって軽々しく接触を図る訳にもいかず
丁度編入生と親しい人間の同室だという
この子にちょっとした偵察をお願いした。
「薫、さまぁっ、もうっ.....」
「分かったよ。ご褒美、欲しいんだろ?」
「はうっ」
待ちきれないとオレの服を掴んだアヤメの
額にキスを落として微笑むと
それだけで行きも絶え絶えな様子。
体だけの関係で何が悪い?
自分が望む事の為に相手の望む事をする。
ギブアンドテイク。
一度オレに落ちた人間は絶対に裏切らない。
夜明けまで時間は有り余っているし
誰にも邪魔はされない。
そもそも生徒会に入ったのも
特典の一人部屋が魅力的だったから。
今日も今日とて行為にふける。
気持ち良ければ、なんでもいい....
side 薫 END
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