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バレンタイン(番外編)
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注:黎が学園に入学する前の話です。
side 黎
学校から帰宅後、制服から着替える途中で
手が止まった。
ドタバタ煩い足音。
音の主が誰か分かっているから
余計に鬱陶しい。
「レイっ」
スパーンと音を響かせて開かれた襖の
向こう側に立っていたのは琥珀色の瞳を
輝かせる少年。
手にしている紙袋ががさりと音を立てた。
俺専属の情報屋だ。
『煩い。帰って』
「そんなこと言わないで!はい、
プレゼント」
『いらない』
「せっかく作ったんだよ!?」
ぐいぐい顔を寄せてくるので
左手で押し退けて後ろに転がす。
「っわ、」
悲鳴が聞こえたけど気にせず
着替えを続行。
上着を吊るしてボタンを二つ外した所で
ぐいっと腕を引かれた。
『何する、んぐっ』
抗議するために後ろを向いたところで
口に何かを突っ込まれた。
固くてほろ苦い塊。
唇に当たる熱。
うざいくらい整った顔が目の前にあった。
『ふ、ン、....』
「んっ、ぁ.....」
後頭部を固定されたまま舌と塊が
口内を蹂躙した。
次第に溶け出した塊が原型を失い、
それを仕方なく嚥下した所でようやく
解放された。
「ふ、レイの口の中、甘いね」
『チョコ?』
「そうだよ。今日がなんの日か知らない?」
『2月、14日.....バレンタインか』
「そう!だからね....作ってきたの」
不適に笑うその姿に嫌な予感がした瞬間、
『ぁ、』
熱い。体が、熱い。
溶けそうなくらい、熱くて。
体の奥が疼く。
「速効性の媚薬入り♪」
『ば、かっ』
荒くなる息を吐き出して目の前の人物を
睨み付ける。
立っているのすら辛くて、
壁づたいにずるずる座り込んだ。
それを追うようにアキもしゃがみこんだ。
「辛い?」
『帰れっ』
「えー?やだ。........ねぇ、酷くして良いよ」
するりと頬を撫でられて、それすらも
体は反応する。
俺に向けられる妖艶な笑み。
垂れ流しの色香が俺を惑わす。
「俺の体で、発散してよ。こうなった
原因は俺でしょ?」
そうだ、こいつのせいでこんな....
熱いのも、辛いのも全部アキのせい。
まともな思考などとっくに消えた。
体を押し倒して、ベルトに手をかけ
下着もろとも剥ぎ取る。
自分のモノも下着から取り出し、
蕾にあてがう。
「いーよ、きて?」
首に回された腕が、合図だった。
一切ほぐしていないし普通だったら
切れてしまうが、相手はアキだ。
一気に貫いたナカはギチギチと
俺のモノを締めつけ、
肉壁はうねりながら俺を受け入れた。
ビリビリとした快感が体を走った。
ヤル気満々だったようで
すでにほぐされていたソコは
すんなり俺のを受け入れたのだ。
「ひぁぁっ、あっ、おくっ」
『っは、あ.....』
気遣いなど無用でただ奥へと
腰を打ち付けた。
とにかく体の熱を外に出したかった。
「んぁっ、あ、あ、あぁー!」
『アキっ』
喉を伝った汗が、アキの上に落ちる。
ぐちゃ、ぬちゃ、と音を立てる結合部。
時おり腹に当たるアキのモノ。
普段なら耳障りな矯声すらどうでもよかった
「そこっ、ひ、あぁっ....んぅ、」
『ふ、ぅ.....』
重ねられた唇。
舌を絡ませることすら快感。
アキの前を抜きながら律動を早める。
更に激しくなる水音。
「んんー!」
『っ、』
イク直前、アキのモノを握りしめて
最奥で欲を放った。
「な、でっ?イきたいっ」
『駄目。まだ終わりじゃない』
「ぅえ?」
『足りない』
イきたいと懇願するアキに笑みを向けて
耳元に声を落とす。
まだまだ熱は治まっていない。
「ひぅ、まっ、ぅああっ!」
『シて欲しかったんでしょ』
「やぁっ、だめ、だめ、」
『駄目じゃないでしょ?ココ、
こんなにトロトロにしてさ』
強すぎる快楽から逃れようと
身をよじるのを押さえつけて
律動を再開し、ビクビク震える
アキのモノを苛める。
「れ、いっ、レイっ」
『何?』
「もっと、あっ、おく....きてぇ」
『ハッ、』
完全に理性を手放したようで
とろんとした顔つきで俺を求めてきた。
....そこからの記憶は、ほとんど無い。
作)少し遅れましたがバレンタインver
いかがでしたか?幼めの黎とアキです。
媚薬系は初ですね。後半鬼畜感満載です。
ふふふ、作者はイけなくするのが大好き
なもので.....つい。
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