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第7章 夕焼けは媚薬 1
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イライライライライライライライラ
ダメだ。おかしくなりそうなくらいイライラする。
今日も1日無視された。
そして、今日も新藤はマリエちゃんと帰っていった。
新藤は徹底的な無視をやめない。
今まで、新藤がうっとおしかった頃は喋りかけないでほしかった。
無視してくれればどんなに楽かって……。
でも、無視されればされるほど……こんなに気になるなんて。
あ──────‼︎
つか、やっぱり俺キモイ!!
なんだ、俺もホモか!? ホモになったのか⁉︎
こんなんじゃ、俺も新藤が好きみたいじゃないか………………。
────えっ…………好き!?
いやいやいやいや、ないないないない!
俺は気にしてるんじゃない。
一瞬、自分の考えに冷や汗出たし。
俺はムカついてんだよ!
ただ、イラついてるだけなんだ。
あんなにうっとおしかったやつが急に無視してくるから変なだけなんだ。
つーか、こんなことを考えている自分がうぜー!
もう、頭の中で考えるにも限界だった。
くそー! こうなったら、話つけに行ってやる!!
頭に血が上った俺は、計画もなしに気がつくと新藤の家に向かい走り出していた。
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