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夕焼けは媚薬 10
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「これ、捨てたんじゃなかったのかよ?」
俺はそのシャツを掴んで、新藤に突き出しながら問いつめる。
でも、やっぱりアイツは涼しい顔でにこやかに笑いながら答えた。
「捨てるわけないじゃないか」
「嘘ばっかりつきやがって! つか、なんでコレ持って寝てたんだ?」
「千秋補給」
「はぁ!?」
全く理解できていない俺を面白がるように笑いながら答える新藤は俺を抱きしめてきた。
「千秋に触れられなかったから千秋が足りない……」
「い、意味わからん! つか、くっつくな~」
「やっぱり本物の千秋のが格段にいい匂いがする」
「に、匂いって……この変態が! つか、なんか腰に当たってんだけど」
俺の腰にゴリッとした固いものの存在を感じる。
「それは千秋の匂いをかいだから。それに千秋だって同じだろ?」
そう言って軽く撫でられた俺のそこも、主張し始めていたわけで。
だったら俺も変態か……?
でも、匂いをかいだから勃つって……。
もしかしてシャツの匂いでもそうだったのかな?
そう思ったら妙にドキドキしてしまったんだ。
「なぁ……新藤。俺のシャツでさ……1人でシてた?」
俺がそう聞くと、新藤は目を細めて笑い、俺の耳元で吐息交じりに囁いた。
「…───したよ」
普通なら怒るところだろう。
勝手にオカズにされていたわけだから。
でも、俺もおかしくなってたから嬉しいなんて思ってしまったんだ。
それだけで軽くイけるくらい、愛おしくて胸が壊れてしまいそうになって、また俯いてしまった。
そんな俺を新藤が引き寄せるように抱き締める。
「ところで、千秋はいつまで僕におあずけくらわすつもりなんだい?」
「は? おあずけ?」
「今すぐ千秋を食べていい?」
こ、こいつはなんて聞き方をしやがるんだ。
赤い顔がさらに赤くなる。
俺だって新藤に触れたいけど……。
『食べて』なんて……、言えるかボケー!!
と心の中で叫んでいると、新藤の唇が触れる程度に重なる。
そして少し離すとまた新藤は俺の髪をすきながら「時間切れ……」と言って深いキスをしてきた。
「……ンッ…っ……ふぁっ」
新藤は唇から俺の首筋へと触れる場所を変える。
「んぁっ……っぁ…ンッ……」
新藤の舌が這う部分が熱い……。
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